2017年4月21日のアメリカCBSニュースの報道より
最近の南極に関する調査で、「南極大陸で、大量の水が川のように流れ、滝のように海に流れ落ちている」ことが見出され、それが科学誌ネイチャーに発表されました。
しかも、それは1カ所の話ではなく、かなりの数の場所の氷棚で同じような状況となっていることがわかったのです。
南極に何が起きているのか。
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これを発表したのは、アメリカのラモント=ドハティ・アース天文台(Lamont-Doherty Earth Observatory)の科学者たちでした。
そして、航空機からの調査によって、下の地図で赤い「×」印がついている場所で、すべて「川」となり、水が海に流れていることがわかったのでした。
南極大陸で「川」が確認された場所
下はその状況が撮影されたものです。
基本的には、南極大陸の氷の溶解によって起きていることですが、現在の南極の氷の状況が「予想以上に脆弱であることがわかった」と、ネイチャーでは述べられています。
そして、CBS ニュースでは、「これは不吉なニュースだ( ominous news )」と述べていました。
このまま南極大陸の氷棚が溶け続けていった場合、どのようなことになるのかはよくわからないですが、現実として南極大陸はこのようなことになっています。