4月22日 モンタナ州ホワイトフィッシュ湖に出現したオーロラ
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4月22日、アメリカのモンタナ州で、同地としては非常に珍しいと考えられる強い色彩のオーロラが出現しました。冒頭の写真は、ホワイトフィッシュ湖という場所で撮影されたものです。
これは、4月19日頃から太陽で相次いで起きていた太陽フレアと、拡大してコロナホールなどによる「地球の磁気の増大」によるものだと考えられますが、モンタナ州くらいの緯度で、こんなにあざやかなオーロラが見られるのはとても珍しいです。
モンタナ州ホワイトフィッシュ湖の場所
・Google Map
この 4月21日頃から、世界各地で磁気が強い状態が続いているようで、高緯度の地域では各地でオーロラが出現しています。
しかし、モンタナ州よりはるかに緯度の高い場所で撮影されたオーロラでも、この 4月22日のモンタナ州ほどあざやかなものはあまり見当たりません。
下はごく一部ですが、4月22日前後に撮影された世界のオーロラの写真です。
4月22〜23日に撮影されたオーロラの一部
そして、こちらがモンタナ州のオーロラです。
4月22日 モンタナ州ホワイトフィッシュ湖
現在が太陽活動最小期に向かっている時と考えましても、やはり、この場所での、このあだやかさはなかなかのものだと思います。
なお、これらに影響を与えたと考えられる太陽活動は以下のふたつです。
4月19日の太陽フレア
・NASA
4月23日頃まで拡大が続いたコロナホール
・NASA
最近の太陽は、予測のつかないような素振りを見せることがありますが、これからの活動によっては、さらに、世界中でオーロラが見られることになるのかもしれません。
ちなみに、どうでもいい話ですが、第二次世界大戦は、1938年1月26日のに「世界中でのオーロラの出現」と同時に始まりました。
[参考記事] 第二次世界大戦前夜のように「ヨーロッパがオーロラに包まれた日」の地球の磁気の由来は何だか曖昧すぎて (In Deep 2015/03/19)