日本の人口減少はますます激しく
この厚生労働省の人口動態統計速報8月分は以下にあります。
前月の7月分の速報は、以下の記事でご紹介しています。
[記事] 厚生労働省の人口動態統計速報での日本の7月の出生数は前年比 -8.3パーセント。人口全体の死亡率は 4.8パーセント増加
地球の記録 2022年9月28日
今回、最も変動の大きかったのは「死亡数」で、昨年 8月と比較して、1万7845人増えて、前年同月比 15.1%の増加となっていました。
7月の死亡数は前年比で 4.8%の増加でしたので、今回の 15%、というのはかなりの急増です。今年の 8月は猛暑も続きましたし、熱中症とかも多少は含まれているとは思います。
また、人口の減少も加速していまして、1月から 8月までの自然増減は「マイナス 50万3319人」となり、昨年との比較でも、10万人ほど人口減が加速しています。
以下は、2022年8月の「死亡数」と「日本の人口の自然増減」の 2021年と 2022年の比較です。
どちらも、赤いグラフが 2022年です。
死亡数
mhlw.go.jp
2021年8月との死亡数の比較
・17,845人増加
・+ 15.1%
人口の自然増減
mhlw.go.jp
2021年8月との自然増減数の比較
・マイナス 19,560人
2021年1月から8月までの自然増減数
・マイナス 503,319人 (前年比 マイナス99,429人)
ただ、出生数の異様な下落は、7月は、-8.3%となっていましたが、今回は、-2.3%となっており、多少歯止めがかかったのかもしれません。
2021年8月との出生数の増減の比較
・マイナス 1,715人
・マイナス 2.3%
今年 4月には、日本の出生数は、「昨年比 -10.65%」という壊滅的な数値が示されていました。以下の記事にグラフがあります。
[記事] ハンガリーの出生率が前年同期比で「20%減少」したことが報告される。そして、ハンガリー政党の副党首が「原因はワクチンの大量接種ではないか」と国会で指摘
In Deep 2022年7月7日
日本の2022年4月の出生数の前年比との比較。(10.65%のマイナス)
mhlw.go.jp
出生の問題に関しては、時間と共に改善していく部分もあるのかもしれませんね。
しかし、死亡者数の急増が示されていまして、日本で死亡数が増加するのは冬期ですので、今後が気になります。
日本の人口はどこまで減るのでしょうかね。