先日、ギリシャ政府が 60歳以上にコロナワクチン接種を義務付けました。
違反した場合は、日本円で 1万2000円程度の罰金が課されるとギリシャ国内で報じられていました。
ギリシャのキリアコス・ミツタキス首相は11日30日に、コロナウイルスワクチン接種が全国の60歳以上のすべての人に義務付けられると発表した。
首相は、新しい指令に従わないすべての市民に罰金が課されると付け加えた。
「ワクチン接種を受けていない60歳以上の人は、1月16日までに予約する必要があります。そうしないと、100ユーロ(約1万2000円)の罰金が科せられます。罰金はギリシャ公的歳入局(AADE)によって発行され、このお金は私たちの病院に資金を提供する特別基金に集められます」と首相は述べた。 (Greek Reporter 2021/11/30)
このギリシャの報道を取り上げた時には「 1万2000円の罰金なら、まあいいか」と思っていました。
ところが、そうではなく、その後知ったこととして、
「ワクチン接種をしない限り、毎月、1万2000円の罰金を支払う必要がある」
と海外のメディアは報じています。
報道によれば、ギリシャの退職者の月の平均年金額は約 9万円ということで、年金で暮らしている高齢者には、毎月の 1万2000円はかなりの高額となります。
これが、11月30日の報道で、その後、オーストリア政府もまたワクチン接種を義務化し、違反した場合は罰金が課されるとしました。
オーストリアは、11月22日からロックダウンに入っています。
オーストリア、完全なロックダウンを再導入 ワクチン義務化
ロイター 2021/11/19
このオーストリアは、罰金の額がかなりのものとなっていまして、ブルームバーグによると、
「最高 3600ユーロ(約 45万円)」
とのことで、また、他の報道によれば、オーストリアでは「ブースターショットも義務化される」とのことで、2回接種していても、ブースターショットを拒否した場合、最高 1500ユーロ (約 19万円)の罰金が課されるとあります。
オーストリアのワクチン義務化は、来年 2月1日からです。
そして、ドイツもワクチン未接種者たちにさらなる規制を課し、また、ドイツ議会では、ギリシャとオーストリア同様の「ワクチン接種義務化」が検討されているとのことで、下院での投票がじきに始まるとゼロヘッジは伝えています。
もしドイツで、ワクチンの強制化が議会で可決された場合は、ヨーロッパの他の国でも、同様の政策を検討する国が出てくるはずです。
強制化の波が拡大してきています。