2019年10月11日 米ノースダコタ州ジェームスタウン
・Snow removal continues after record-breaking storm
先日、以下の記事で北米大陸中央部などに歴史的な寒気がやってきていることをご紹介しました。
この寒波が現在、アメリカ中央部などに、この季節としては異常ともいえる気温と大雪をもたらしています。
特に、米ノースダコタ州では、3日間の降雪量が 70cmを超えた場所もあり、10月としては、100年以上前に記録された降雪量を上回っています。
ノースダコタ州の場所
・Google Map
以下のような写真が、その積雪量をあらわしていると思いますが、この量の雪が、10月に、しかも、たった3日間で降ったのです。
2019年10月12日 ノースダコタ州ラングドン
・National Weather Service
ビスマルクという町では、10月11日の24時間で、30cmの積雪を記録し、これは、この季節ということではなく、同地としての過去最高記録で、気象学者たちも「非常に珍しい」と述べていたことが伝えられています。
以下は、10月11日前後の米ノースダコタ州各地の様子です。
2019年10月10日-12日 米ノースダコタ州
この季節外れの大雪により、さまざまな影響が出ているのですが、その中でも、最も大きな被害を受けているのが、農業です。
10月初旬ということもあり、まだ収穫が終わっていない作物が多い中で、それらの作物は、基本的にすべて収穫できない状態になったと考えられます。
雪に覆われた畑を歩く農家の男性
・Xtreme Weather
今年のアメリカは、各地でさまざまな異常な気象や気温に見舞われていましたけれど、10月にこのような大雪の状況が出現するということが、今後の冬の様相も想像させるところがあります。