ミニ氷河期の到来 異常気象

ヨーロッパ各地であまりにも早い冬。イタリアでは時期として過去50年で最も低い気温が記録され、スイスとフランスでは降雪の観測史上の記録を更新し、まるで氷河期のような状態に

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2020年9月27日 スイス・ヴァレー。観測史上最も早い降雪。しかも大雪

Weather Robin




 

ヨーロッパの気温と気象がムチャクチャなことになっていまして、ヨーロッパ中部から南部にかけては、「異例の寒波と大雪」となっています。

9月の気象としては、観測史上の記録を塗り替える「氷河期のような光景」があちこちに出現していまして、イタリア、ドイツ、スイス、オーストリア、フランスなどから 9月とは思えない光景が続々投稿されています。

以下は、投稿者が「まるでクリスマスのよう」と記していた 9月26日のイタリアのリヴィーニョという町の光景です。

9月26日 イタリア北部のリヴィーニョ

Rete Meteo Amatori

フランス南東部のサヴォワという山間地では、9月25日に降雪が「 2メートル」に達し、約 6000頭の羊が雪の中に閉じ込められる事態も発生しました。

9月25日 フランス・サヴォワ。山に閉じ込められた6000頭の羊たち。

sott.net

また、イギリスなどでも、9月とは思えない気温となっているようで、9月27日に、北アイルランドで「 -3.7℃」が記録されていたことが英気象庁が報告していました。

2020年9月27日 北アイルランドのケイツブリッジという町で -3.7℃を記録

vk.com

以下は、9月26日のヨーロッパ各地の「平年との気温の差異」です。

2020年9月26日のヨーロッパ全域の気温の平年との差異

これを見ますと、ロシアなどでは、平年より 10℃近く気温が高くなっている場所が多く、ヨーロッパ方面だけに強力な寒気が流れ込んでいるようです。

このような天候がこの時期にヨーロッパでこれだけ広範囲に広がることは珍しく、多くの地点で、低温と降雪に関しての観測記録を更新しているようです。

現在、オーストラリアやニュージーランドも記録的な寒波に見舞われていますが、地域によって、非常にアンバランスな気温と気象の状況が続いています。







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