チュニジアの豪雨被害を伝える報道より
何だか世界各地で洪水がすごい頻度で発生していまして、しかも、それぞれが大変な規模です。あまりにも多く、記事にするのが基本的に追いついていないのですけれど、北アフリカにあるチュニジアでも、地域としては異常といえる豪雨により大規模な洪水が発生していました。
9月22日 チュニジア北部
豪雨は主にチュニジアの北部に降り落ち、チュニジア北部の地中海に面した美しい街ナブールなども壊滅的な被害を受けました。
下の動画は、洪水の渦中のナブールの様子です。
https://youtu.be/0TJ2nMXWE0c
チュニジア・ナブールの場所
・Google Map
この洪水により、チュニジア北部では、少なくとも 4人の方が亡くなったとされていて、また、家屋や自動車、インフラなどに大変な被害を受けたようです。
なお、この時の雨は、最も多い場所で 225ミリを記録(何時間でのことか記されていませんが、おそらく 1日ということだと思います)したそうで、これは、チュニジア北部で観測が始まって以来、最も多雨量なのだそう。
そのために、あっという間に発生した洪水は、特に都市部では大変な混乱を引き起こしたようです。
洪水の中のナブールの様子
洪水が収まった後は街の様相が一変しており、道路などもいたるところで陥没しているために、復興には時間がかかりそうな感じです。
洪水の後のナブールの様子
このようなサハラ砂漠にも近い北アフリカまでが、ものすごい量の雨による大洪水の被害を受けたという理由については、いくつか具体的な原因も考えられますが、ひとつは、以前以下の記事で記しました「地中海の海水温度が異常に高い」ということも関係しているかもしれません。
この地中海の海水温度は、実は 9月の終わりになっても、まだ「高いまま」なのです。
このことについては、また別の記事で記させていただこうと思います。
洪水の発生が世界中で大変なことになっています。