2018年11月4日 大雪で交通が遮断されたジャンムー・カシミール州の町
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インドの最北端にあるジャンムー・カシミール州各地で、11月3日から大雪が降り続けています。
その雪により道路が各地で寸断されたり、農作物に大きな被害が出ているとインドのメディアが報じています。
ジャンムー・カシミール州は、地理的に真冬に雪が降ることは珍しくない場所かもしれないですが、11月の初めから、このような大雪に包まれることはないようで、混乱が広がっているようです。
ジャンムー・カシミール州の場所
・ジャンムー・カシミール州
2018年11月3日-7日までのジャンムー・カシミール州各地の様子
・NDTV
・NDTV
雪で身動きがとれなくなった車両から、少なくとも 120人以上がレスキュー隊に救助され、また、700人以上が、自宅から避難したようです。
また、このジャンムー・カシミールは、リンゴの産地として有名らしいのですが、今回の雪で、「州全体のリンゴ生産の 20%以上が消失した」と地元の果物生産者協会の会長はメディアに述べています。
雪で被害を受けたりんご農場
・India Times
現在がジャンムー・カシミールのリンゴ収穫の時期ということは、平年は少なくとも雪が降らない時期であると考えていいようです。
思い出しますと、今年の 1月に、このジャンムー・カシミールを中心とした記録的な寒波で、たくさんの方々が犠牲になったことがありました。
それは以下の記事で取りあげています。
インドに歴史的な寒波が到来。新年からの数日間で180人以上が寒さにより死亡、隣国バングラデシュでは各地で観測史上最も低い気温に
最近は世界全体で、常に「異様に高い気温の場所と、異様に低い気温の場所」が同時に存在する状態が続いています。
この冬もまた、平年と比較して暖かすぎる場所と寒すぎる場所が、各地に出現するのでしょうかね。