ミニ氷河期の到来 異常気象 自然災害

インドに歴史的な寒波が到来。新年からの数日間で180人以上が寒さにより死亡、隣国バングラデシュでは各地で観測史上最も低い気温に

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2018年1月10日のパキスタンの報道より

Daily Pakistan

インド北部の各地の気温と状況を伝えるテレビニュース

intoday.in

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北半球の各地で並外れた寒さに見舞われる場所が多くなっていますが、寒波はさらに南下しているようで、インドやパキスタンなどがきわめて厳しい寒波に見舞われていることが報じられています。

特に、インド北部では、凍死など寒さによる死者が続出しており、ウッタラー・プラデーシュ州では、この数日間で 143人が死亡したと報じられています。

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1月8日 氷点下近い気温と霧に包まれたウッタラー・プラデーシュ州の町

newsbharati.com

雪に包まれたビハール・ハリャーナ

khabarindiatv.co

雪崩で6名が亡くなったジャンムー・カシミール州の村での救出の様子

intoday.in

このインド北部は、アジア最大の首都圏であるデリーが存在する場所であるため、影響が大変大きくなっているようです。デリーも 1月10日には最低気温が 6℃台まで下がり、この地域では大変珍しい気温となっています。

また、インドの隣国バングラデシュでは、さらに低い気温が記録されていて、各地で観測史上の最低気温を更新し続けています。

バングラデシュは、冬でも比較的温暖な地域が多いですが、この 1月は、最低気温 2.6℃などを記録する場所が出てきて、これは、1948年に観測が始まっていらいはじめてのことだそう。

たき火で暖をとるバングラデシュの人たち

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バングラデシュでも寒さによる死者が出ており、この寒波がまだ続くようであれば、さらに生活に影響が大きく出ると予測されています。

北半球の大気の流れなどを見てみますと、アジアでは、たとえば日本では 14日頃までは地域的にかなり寒くなると予測されていますが、同様に、インドやバングラデシュも少なくとも、その頃まではこの寒さが続く可能性があります。

インドやバングラデシュでは、地域によっては 10℃以下の気温などを経験したことのない人も多そうで、まして、暖房の環境がほとんどない中での氷点下などの生活はとても厳しいように感じます。







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