2019年8月10日の中国の報道より
先週は台風が次々と発生していましたが、その中の台風9号(英名:レキマー)が、8月10日、中国を直撃しました。
2019年8月10日午後3時の台風9号の位置
・NHK
この台風は、上海などの人口の多い大都市圏に近づいたために、非常に大きな影響と被害が出たことが報じられています。
台風9号が通り過ぎた後
8月11日までに、少なくとも 22人が亡くなったことが発表され、 10人以上が行方不明となっているようです。
大雨と強風がいずれも非常に強かったため、洪水、土砂崩れから、建物やインフラの被害まで、非常に広範囲な被害が確認されています。少なくとも、300万世帯が停電となり、また、6万6000ヘクタールの農地がダメージを受けたと報じられています。
中国での台風被害としては、かなり大きなものとなったといえるのですけれど、しかし、現在、日本列島に近づいている「台風10号」は、これよりさらに勢力が強い状態で日本を直撃する可能性が高くなっています。
直撃するのは、まだ数日後の話ですので、何ともいえないですが、8月15日前後から、日本列島がある程度の影響を受けることは避けられないと思われます。
日本列島周辺の海水温度は高いままですので、台風10号の勢力も衰えないと思われますし、あるいは、今後も台風を含む低気圧が発生し続けるのかもしれません。