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今となれば思い出す2022年1月の「サル」に関するふたつのニュース。アメリカの100頭の実験用サルの脱走と、インドでの謎のサルの集団死

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研究用のサルたちが積まれていたトラックの事故現場 (米ペンシルバニア州)。2022年1月21日 CNN




 

最近はサル痘というものについて、たまに取り上げることがあります。

今後どうなるのかわからないですが、現在、感染確認と感染疑い症例を合わせますと、世界28カ国、456件にのぼっています(日本時間 2022年5月29日時点)。

それで、ふと思い出したのですが、まあ、サル痘と関係のあるニュースというわけではないですが、「サルつながり」ということで、今年の 1月に「サルに関してのニュース」が続いたのですね。

ひとつは、

「アメリカで研究用のサルを搬送していたトラックが事故を起こして複数のサルが脱走」

というものと、

「インドでサルの謎の集団死が発見された」

というものでした。インドのサルの大量死については、ヒンドゥー教の観点から、インドでサルが神聖視されているということがあり、インドでは、サルの大量死というのは大きな報道になるということのようです。

どちらも日本語でも報じられていましたので、当時は特にご紹介しなかたのですが、参考までに、そういうようなことが今年あったということで、ご紹介させていただこうとと思います。

まずは、アメリカの報道です。




 


サル100頭積むトレーラーが衝突事故、一部逃げるも全て捕獲 米

CNN 2022/01/23

米ペンシルベニア州モンツアー郡の州道でダンプトラックと約100頭の生きたサルを積んだトレーラー車が衝突し、路上に散乱した収容の箱などから逃げた少数のサルの捜索に州警察が駆り出される騒ぎがあった。

衝突は21日で、州警察は22日朝の時点で行方がわからないサルは1頭のみとツイッター上で説明。同日夜になり、全てのサルを確保したと報告した。

現場周辺の気温は21日夜には氷点下となっていた。

この衝突により、同州ダンビル近くにある州間道80号線上の州道54号線で車両の往来に影響が出た。

衝突後に行方不明となったサルの頭数は不明。事故で負傷者などが出たとの報告も即座にはなかった。

地元テレビ局WOLFは、これらのサルは研究所へ運ばれる途中だったと伝えた。

同州の野生生物保護当局も逃げたサルの捜索に加わっていた。州警察は、サルを見かけたり、居場所を突き止めたりした場合、接近や接触、あるいは捕獲はしないよう周辺住民らに呼びかけてもいた。


 

ここまでです。

なお、この後の報道で、逃走中のサルと接触した女性に「症状が出た」ことを米エポックタイムズが報じていますが、どのような症状なのかは具体的にはわかりません。

もうひとつのニュースは、インドでの「サルの集団死」の報道です。


高速道路そばで死んでいた24頭のサル、不審死で調査開始

NEWSWEEK 2022/01/26

インド当局は、死骸で見つかった多くのサルの死因を「不自然」として、調査を開始した。検死結果が待たれる

インドの幹線道路近くの草むらで 24頭のサルが死んでいるのが見つかった。死因は不明で、インド当局が調査を開始している。

サルの死骸は、タミル・ナド州の都市ティルチラーパッリから数キロ離れた幹線道路の近くで見つかった。

ニュー・インディアン・エクスプレス紙の記者ジャヤクマル・マダラがツイッターに投稿した画像では、道路わきに散らばったサルの死骸らしきものが見てとれる。

現地の報道によれば、タミル・ナド州の森林局が調査に乗り出したという。24頭のサルのうち、18頭がオス、6頭がメスだった。

当局は、このサルたちの死を「不自然だ」と表現した。調査チームは、サルが殺された可能性も含めて、その場所も突き止めたいと考えている。

サルたちの死因は謎のままだが、当局によれば、どこか別の場所で殺され、死骸の発見場所まで運ばれた可能性もあるという。

今回の事件を扱っている森林局は、タイムズ・オブ・インディア紙に対して、サルたちは死ぬ前にケージに閉じこめられていた可能性があると話し、検死をすれば何が起きたのかを明らかにできるかもしれないと続けた。

インドでは、サルがヒンドゥー教のハヌマーン神と深いつながりを持つとされるため、多くの人がサルを神聖視している。

ヒンドゥー教徒のあいだでサルが神聖視されていることから、インドにおけるサルの死は、ほかの国に比べて厳粛に扱われる場合がある。







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