大量死 疾病と感染症

免役が崩壊したIgG4世界:2022年の世界の結核罹患率が過去最高の750万人に達したとWHOが発表

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世界の結核患者が統計開始以来、過去最大に

WHOが、「2022年に結核と新規感染診断された人の数が記録的な数字となった」と発表していたことを、英テレグラフが報じていました。

報道自体は、「コロナの混乱から脱したことで、診断に来た人たちが増えたことによる」とかいう、何だかよくわからない論調で進みますが、

「過去最大」

という数字の意味は、そういうことで語ることはできません。

「単純に、免役喪失が世界レベルで起きていることの証」

と考えるのが最も妥当ではないでしょうか。

たとえば、一番簡単な理屈として、日本の病院のウェブサイトの以下の記述があります。

免疫によって結核菌の活動は停止しますが、死滅せず、そのまま体内にとどまっているケースが多くあります。

この、体内に残った結核菌は、身体の免疫力が低下すると、再び活発化し、肺結核を発症させてしまうことがあります。これを既感染発病といいます。

minamitohoku.or.jp

しかし、もっといいますと、ワクチン接種で、

「 IgG4 抗体が誘導された人たちが多いことによる」

という推測も十分に成り立ちます。

IgG4 抗体というのは、例えば、最近の以下の In Deep の記事などにもあります。

(記事)VAIDSとAIDSの世界へ
 In Deep 2023年11月8日

 

2回目接種から IgG4 が増え始め、3回目接種からは壊滅的に増加します。そして、この IgG4 は、一度誘導されると「消えることがない」ものです。誘導されてはいけないものです。

3回目からの接種で IgG4 が劇的に誘導される

IGOR CHUDOV

 

IgG4 と結核の関係について述べる論文もあるようです。

(論文)肺結核に関連する IgG4 関連の肺および唾液疾患
IgG4-Related Pulmonary and Salivary Disease Associated with Pulmonary Tuberculosis

(論文)結核を伴う IgG4 関連疾患: 単一施設における患者の症例報告と遡及的レビュー
IgG4-Related Disease With Tuberculosis: A Case Report and Retrospective Review of Patients in a Single Center

 

今年の春、アメリカで、結核が過去にないような蔓延を見せていることが報じられていました。

(記事)アメリカ人の免疫に何が起きている? 各地で「結核」や「稀な真菌感染症」のクラスターが続発
 地球の記録 2023年4月16日

 

IgG4 関連疾患は、途方もないほど多岐にわたりますが、結核も関係するものなのかもしれません。

免疫低下によるとんでもない「病気の時代」が到来しています。

英テレグラフの記事をご紹介します。





世界の結核罹患率が記録的な水準に達しているとWHOが警告

Global tuberculosis rates reach record levels, WHO warns
telegraph.co.uk 2023/11/07

2022年には750万人の新規感染者が診断され、過去最高を記録したとWHOは述べた

 

世界保健機関(WHO)によると、2022年に結核と診断された人の数が記録的な数字となった。

750万人の新規感染が確認され、1995年の記録開始以来、国連機関が記録した史上最高となった。

しかし、死者数は増加しているものの、これは、人々が重要な医療サービスにアクセスできるようになったことを意味するため、 2年間にわたる新型コロナウイルス関連の混乱を経て、結核の課題に対処する上で世界的な大きな回復を示しているとも WHO は述べた。

「新たに結核と診断された人の報告数が大幅に増加していることは、新型コロナウイルス関連により治療へのアクセスと提供に大きな影響があった 2年間を経て、結核の診断と治療へのアクセスが順調に回復したことを示唆していますが、混乱が起きています」と WHO の世界結核プログラム責任者のテレザ・カサエバ博士はテレグラフに語った。

WHO によると、パンデミックは、医療制度の逼迫と小児予防接種の格差の急増により、世界中で結核対策に向けて進められてきた数十年の進歩を台無しにしてしまったという。こうした混乱により、2020年から 2022年の 3年間で結核による超過死亡者が約 50万人に達したと推定されている。

しかし、今回の新たな数字は、医療施設や治療へのアクセスが新型コロナウイルス感染症以前のレベルに戻ることに向けた進展を示している。

2022年の数字は 2019年に記録した 710万人というこれまでの記録を上回り、2020年の 580万人、2021年の 640万人から増加している。

「私たちは、毎年新たに結核と診断される人の数を監視できるこの機能を積極的に評価すべきです。これにより、結核疾患の負担と、診断と治療を受けている結核患者の数を理解することができます」とカサエバ博士は述べた。

結核は古い病気だと考えられがちだが、依然として新型コロナウイルス感染症に次いで世界で 2番目に致死性の高い感染症であり、HIV/エイズのほぼ 2倍の死者を出している。

結核菌によって引き起こされる空気感染性の細菌性病原体は、通常は肺に影響を与えるが、体の他の部分に浸透する可能性がある。

報告書によると、2022年の結核による死亡者数は 130万人で、2020年と 2021年に報告された死亡者数 140万人に比べてわずかに減少し、 2019年の水準にほぼ戻ったという。

カサエバ医師は、新たに検出された感染者の急増に言及し、2022年の感染者数には新型コロナウイルス関連の混乱による滞留者が含まれている可能性が高いと述べた。しかし、こうした混乱がいつ終わるのかは依然として不透明だと彼女は付け加えた。

「回復のタイムスケールは不確実ですが、モデル予測によると、世界的な結核罹患率の上昇傾向の逆転は今年か 2024年に起こる可能性があります」とカサエバ博士は述べた。

その理由の一部は、低・中所得国における診断、治療、予防サービスへの資金がパンデミック前の水準を下回ったままであるためだ。

WHOは、新しい結核診断薬、治療薬、ワクチンの開発に向けてはある程度の進展はあるが、投資が少ないため制約があると付け加えた。

もう一つの懸念は薬剤耐性結核であり、薬剤耐性結核は世界中で抗菌薬耐性の主な原因となっており、既存の薬剤の効果が低下する。

WHO事務局長のテドロス氏は、「何千年もの間、私たちの祖先は結核が何なのか、何が原因なのか、どうやって結核を止めるのかも分からないまま、結核に苦しみ、亡くなってきた」と語った。

「今日、私たちは新たな知識とツールを手に入れた。私たちには政治的関与があり、人類の歴史のどの世代にも得られなかった機会、つまり結核の物語の最終章を書く機会がある」


 

ここまでです。

このテドロス事務局長の、「今日、私たちは新たな知識とツールを手に入れた」という部分に関しては、

「 IgG4 を誘導すれば、結核の新規感染さえ増加させられるのです」

という響きに聞こえなくもないです。







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