10日ほど前に書きました、
・もはや異常:5月だけで「4回目」のカリフォルニアでのツナクラブの大量死
2016/05/30
という記事で、アメリカ西海岸でのカニ類の大量死(大量座礁)の頻度が尋常ではない回数になっていることを書きました。
そんな中、またアメリカでカニ類の大量打ち上げ事象が発生しました。
しかも、カリフォルニア州とテキサス州の2か所で同じ日にそれぞれ大量打ち上げが発生したのです。
2016年6月8日の米国の報道
・CBS
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カリフォルニア州では、ミッション・ベイという場所の海岸に、この周辺海域で最近何度も打ち上げられているツナクラブが打ち上げられ、テキサス州では、メキシコ湾に面するパドレ島という島の海岸に、さまざまな種類の大量のカニ類が打ち上げられたと報じられています。
2016年6月8日の米国の報道
カリフォルニア州やメキシコの太平洋側でのツナクラブの打ち上げは、この春からは日常化していますが、今回、メキシコ湾に面したテキサス州でもカニ類の大量死が起きたということになります。
それぞれの場所は下のようになります。
ミッションベイとパドレ島の場所
・Google Map
テキサス州のほうの大量死を起こした種類はツナクラブではく、写真では一般的なカニのようですが、記事によれば、他にもさまざまな海洋生物が打ち上げられているということで、こちらのほうは、最近のツナクラブの大量死とは関係のない別の大量死事象のような感じがします。
テキサス州パドレ島に打ち上げられたカニ
アメリカ周辺の海で何が起きているのかはわかっていませんが、ただ、通常ですと、海での大量死が多くなるのは夏を迎えるこれからですので、普通に考えれば、今後さらに海での大量死が続く可能性のほうが高そうです。