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地球の「自転速度が加速」し続けており、8月1日に過去最高の自転速度を記録。原因は不明

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原因のわからない地球の自転速度の過去最大の加速が続く

この2ヶ月ほど「地球の自転速度」が加速していることが報じられていました。

フォーブスの報道では、6月29日に、これまでの観測史上で最も早い時点速度を記録したと報じられていましたが、昨日、8月1日に、さらに観測史上最速の時点速度の記録を更新したことが、NTD など各報道で伝えられていました。

標準では、地球はおおむね 24時間(86,400 秒)で回転していますが、8月1日はそれより 1.59ミリ秒短かったのだそう。些細な差ではあっても、0.5ミリの自転速度の変化が約 26センチに相当するそうですので、1.59ミリ短かかったということは、

「約 80センチメートル弱、いつもより早い地点に翌日が訪れた」

ということになります。

もう何が起きているんだかよくわからないですが、何らかの異変が起きてはいるようです。

こういう状況は、短絡的には、GPS などの問題に関係しますが、何だかもう少し大きな問題とも関係しそうな気はします

あるいは、いわゆる磁極の逆転(磁極のポールシフト)などの前兆とも関係していることなのかもしれないですが……。

地球の磁場は、この 100年間ずっと衰退し続けていて、このまま磁場が弱体化していくと、いろいろな意味で、劇的な地球環境の変化と関係します(もうそのようになっているようにも思いますけれど)。

以下のような In Deep の記事などで取りあげさせていただいたこともあります。

 

[記事] 地球の「北極の移動」速度が劇的に上昇しており、「南北の磁極の不均衡による磁場の崩壊」が近づいているかもしれない…
 In Deep 2021年12月27日

[記事] 地球の磁場は「移動する強大な偽の磁極」により乱されていた
 In Deep 2019年12月11日

[記事] 「地球は磁極のポールシフトで磁場を失うことにより、太陽風に晒され水と大気を失った火星と同じ状態を200年間経験するだろう」 -- NASA火星探査メイヴン計画主任
 In Deep 2015年11月7日

 

こういうようなことは、さほど極端な考え方ではなく、多くの科学者たちが懸念していることでもあります。

たとえば、現在、北磁極 (地図での北極ではなく、北の磁場の中心としての磁極)は、信じられない速度で移動し続けています。以下は、2019年2月のナショナルジオグラフィック記事からの抜粋です。

北磁極の動きが加速、原因不明、あまりに急激

ナショナルジオグラフィック 2019/02/06

過去100年ほど、北磁極は真北に向けてじりじりと移動してきた。ところが最近になって、専門家たちは異変が起こっていることに気が付いた。北磁極が急にスピードを上げて移動し始めたのだ。なぜなのかは誰にもわからない。

北磁極はなぜこれほど速く移動しているのか。

 

今度は、「地球の自転の速度が急上昇」ということが起きている。

何だかいろいろと始まってしまうのですかね。

8月1日の海外の記事をご紹介します。




 


地球は以前より速く自転している : これは何を意味し、そして、どのように私たちの生活に影響を与えるのだうか

The Earth is spinning faster: What does this mean and how does it impact life?
firstpost.com 2022/08/01

地球が自転するのに 24 時間かかることは、どなたでも知っていることだが、しかし、少なくとも 2020年以降、何かが変化している。地球の自転の加速は、地球上の GPS 衛星や通信システムに影響を与える可能性がある。

 

地球は 7月 29日、標準的な 24時間の自転よりも 1.5​​9ミリ秒短い時間で完全な自転を完了した。これは、これまでで最も短い 1日だ。

英インディペンデントのレポートによると、7月 26日は 24時間より 1.5​​0 ミリ秒短く、地球の自転速度の過去のすべての記録を更新しており、7月29日に再び更新したことになる。

 

地球の自転で何が起きているのか

インディペンデントの報告によると、地球は 2020年から速度を上げている。

2020年 7月、地球は 1960年代以来最も短い 1日を記録した。7月 19日は、通常の 24時間の 1日よりも 1.47ミリ秒短かったのだ。

2021年も、地球は全体的に加速した速度で自転し続けたが、2020年7月の記録を破ることはなかった。

地球の自転の速度が加速している理由を特定することはできていないが、科学者たちは、この増加した自転速度の背後にあるいくつかのプロセスを推測している。

科学者たちは、自転の速度が加速した理由は、氷河の融解、気候変動全般、地球内部の溶融コアの動き、地震活動、そして「チャンドラー・ウォブル」と呼ばれる現象である可能性があると考えている。

チャンドラー・ウォブルは、地球の回転軸のわずかなずれであり、こまが勢いを増したり減速したりするときに見られる震えとは異なる。

 

生活ににどのように影響するのだろうか

自転の加速は、原子時計を使用する GPS衛星など、地球上のさまざまな技術に影響を与える。

米フォーブスのレポートによると、自転が速いということは、地球が前日よりも少し早く同じ位置に到達することを意味する。0.5ミリ秒は、赤道で 10インチまたは 26センチメートルに相当する。要するに、アインシュタインの一般相対性理論(空間と時間の曲線) の効果を補正する必要がある GPS衛星は、すぐに役に立たなくなる。

また、ネットワークタイムプロトコル (NTP)サーバと同期するスマートフォン、コンピュータ、および通信システム全体に影響を与える可能性がある。これは、1970年 1月 1日の協定世界時  (UTC)  00:00:00 からの秒数として定義されている。







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