ミニ氷河期の到来

この冬、世界中に出現し続ける「太陽柱」

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2017年1月5日にスウェーデンで撮影された太陽柱

Peter Rosen
 

日の出や日没の時などに太陽から上に向かって光が伸びる大気光学現象を、日本語で「太陽柱」、あるいは、英語の呼び方でもあるサンピラー(Sun Pillar)などと表現しますが、2017年に入ってから、世界中で多く撮影されています。

特別珍しい現象とはいえないにしても、決して頻繁に見られるというものでもなく、発生するには、気温(氷点下 10度以下など)、風がない状態、適切な大気中の水分量などの一定の条件が伴わないと現れないものでもあります。

それが、2017年1月の、特に 5日から 6日にかけて、非常に多くの場所で観測されました。

気温が非常に低くなっているロシアや北欧でのものが多いですが、アメリカ・オハイオ州などでも観測されています。

今回は、その中からいくつかご紹介しようと思います。

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2017年1月に観測された太陽柱たち

スウェーデン・ストックホルム 2017年1月5日

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フィンランド 2017年1月6日

Matti Helin
 

ポーランド 2017年1月6日

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アメリカ・オハイオ州 2017年1月5日

Ed Kreminski
 

ロシア・サンクトペテルブルグ 2017年1月4日

deZabedrosky
 
こちらのロシアの現象は、太陽柱だけではなく、ハロー(あるいは幻日)を伴っているものですが、何だか見事ですのでも、ご紹介させていただきました。この冬は、このようなハローの出現も多いです。

日没時や夜明けの際の大気の気温が低くなり続ければ、これからも、これらの現象は出現し続けると思われます。







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