2017年1月7日のモスクワ近郊の気温表示
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ロシアの首都モスクワで 1月7日の夜、最低気温が -29.8℃にまで冷え、21世紀に入って以来、最も低い気温となったことが報じられています。
(追記) この記事を書いた後に、モスクワの気温が、過去 120年間で最も低い -33℃まで下がったことが報じられていました(報道)。今後さらに下がる可能性もあるとのことです。
氷点下30℃に見舞われたモスクワ市内の様子 1月7日
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21世紀に入ってからのモスクワで、氷点下 20℃を下回ったのは3回で、
・2002年12月25日 -20℃
・2003年12月25日 -26℃
・2015年12月25日 -20.4℃
となっています。
いずれもクリスマスの日の記録となっているのが印象的ですが、今回の -29.8℃というのは、それらの記録を大幅に下回る気温ということになります。
2017年1月7日のモスクワ
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今回、モスクワで記録された気温は、今世紀の他の記録よりかなり低く、唐突ともいえる極寒に見舞われた感じのようです。いかなロシアでも、首都で -30℃は、なかなかあることではないです。
モスクワ郊外の都市ではそれよりも低い場所が多く、クリンという街で -32.7℃、ボロコラムスクという街で -32.2℃など、この日のロシアは各地で大変な寒波となったようです。
最近のロシアや北米の一部では、「北極より寒い日々」が多くなっていますが、それが拡大してきているのかもしれません。