コスタリカ上空から見たポアス山の噴火 4月14日
中米コスタリカのポアス火山が 4月14日、前触れなく突然噴火しました。
ポアス火山は、コスタリカの首都サンノゼから、たった 40キロメートルの場所にある火山で、最後の噴火は 1954年のことだということですので、63年ぶりに突如噴火したということになるようです。
コスタリカとポアス火山の場所
・operationworld.org
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噴火するポアス山 4月14日
ウェブカメラに収められた噴火直後のポアス山の様子
ウェブカメラに収められたポアス山の様子
この噴火で、首都サンノゼ周辺を含む広範囲に火山灰が降り、ポアス山周辺の国立公園は閉鎖されました。
下左の写真の場所は、ポアス火山近くの「きれいな水と滝」で有名なデサグ川ですが、噴火後は、右の写真のように完全に火山灰で埋もれてしまいました。
噴火前のデサグ川(左)と、噴火後
現在、中米から南米まで、非常に活溌な火山活動が続いていますが、たとえば、 4月14日に、ポアス火山が噴火するまでに噴火していた火山だけでも下のように 10ありましたが、中米コスタリカのポアス山も噴火し、この日だけでも 11の火山が、中南米地域で噴火したということになります。
2017年4月14日に噴火している中米から南米の火山
そして、この 4月14日には、世界全体で噴火した火山の数は 34にのぼりました。
あるいは、ポアス山のように、何十年も、あるいはもっと長い間、静かな火山は世界に無数にありますが、それらの活動も少しずつ増加していく気配があります。