・7月28日 中国・北京 China Actual
7月28日に、中国の北京で「夏の雪が降った」ことが大々的に報じられていたり、あるいは SNS などに投稿されていました。
これが、たとえば、ものすごい冷夏などで、気温が低い中で雪が降ったというのならともかく(それでも 7月の北京で雪が降ったことはこれまで一度もないでしょうが)、報道や投稿によると、
「この日はとても気温が高かった」
ということで、普通の暑い夏の日だったようです。
北京の女性のツイッターへの投稿より
・小婷
夏の雪は異常ですが、雹(ひょう)なら夏に降るものですので、報道を見た時には、「雹なのかな」と思いましたけれど、写真や動画を見ていると、
「雪のようにヒラヒラと軽やかに舞っている」
ので、いわゆる雹ではないのですよね。
この雪のようなものは、約 5分間ほど降り続いたそうです。
この日は気温は高く暑かったということで、結局何の現象なのだかよくわからない感じなのですけれど、中国の公式メディアはこのソーシャルネットでの騒ぎに反応して、専門家の見解を発表したと中国メディアは伝えています。
その専門家によれば、特定の大気条件下で過冷却の水滴が上空で発生し、それが、「軟らかい雪のような雹」として降ったのではないかということです。
しかし、「過去の中国の夏にそんな現象が起きたことがあったのか」ということについては、確認されていないということで、どんな現象だったとしても、「過去に起きたことが確認されていないような事例」ではあるようです。
今年の中国はいろいろなことが起きていますから、こういうのもそれほど不思議にも思わない面もないでもないです。