モスクワ近郊の街イヴァノヴォに出現した雲を報じる6月6日のロシアの報道
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以前とは違い、今は竜巻や雹やスーパーセルなど「荒れた気象の指標」となるような現象が頻発するロシアですが、6月6日、モスクワから北東に 300kmほどのところにあるイヴァノヴォという街に「異様な雲」が出現しました。
6月6日 ロシア・イヴァノヴォ上空
ロシア・イヴァノヴォの場所
・Google Map
雲は、津波のように、あるいは緩慢に動く大きな生き物のように、イヴァノヴォの街の上にしばらくの間、横たわり続けたようです。
報道には、ロシアの気象学者の見解が掲載されていまして、これは西欧圏などでは「スコール・ゲート」というように言われている雨雲の一種とあります。
これは大気の温度が急激に低下した場合の乱気流などとの組み合わせで起きると説明されています。
スーパーセルなどと同じように悪天候の到来を告げる雲であるようですが、このイヴァノヴォの雲の場合は、異様な迫力があります。
地球の気流の変化は、雲の形状もこんなに激しく替えていくものなのだなと最近思います。
何しろ、少なくともロシアではこんな雲は、誰も見たことがなかったのですから。
新しい「空に出現する形」は今後もバラエティを増しそうです。