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パンデミック 火山噴火と地震活動

中央防災会議の新しいシミュレーションは、富士山で噴火が発生した場合、わずか3時間で東京が麻痺する可能性を示した

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Giuseppe Milo

[日報]2020年04月03日の新型コロナウイルスの感染状況
※ 世界全体の感染確認数が100万を超える。
世界全体の感染確認数 101万3703人 (前日比 +7万8507人)
世界全体の死者数  5万2975人(前日比 +5783人)
世界全体の致死率 5.2%
アメリカの感染確認数 24万3970人 (前日比 +2万8967人)
イタリアの致死率 12.0%




 

世界はどこも混乱していまして、もちろん日本も、特に感染者が増加し続けている首都圏などは、混乱しつつありますが、そのような状況の中で、東京などにとっては気になることが報じられました。

それは「富士山の噴火」に関してのものてで、東京大学の藤井敏嗣名誉教授を中心とする中央防災会議の検討会によるシミュレーションで、

「富士山で大規模な噴火が発生した場合、3時間ほどで首都機能が麻痺する」

という可能性が示されたのです。

富士山は 1707年の宝永噴火から 300年以上噴火していないですが、藤井名誉教授は以下のように述べています。

「長い目でみれば富士山は 30年に 1回程度噴火が発生していて、いつ噴火が発生してもおかしくない状態だ」 (NHK)

これに関しては、NHK が、

富士山噴火3時間で首都機能停止 (NHK 2020/03/31)

という記事で報じていますが、実は海外のほうが、状況が詳しく報じられていまして、そのような記事を翻訳してご紹介しておきたいと思います。

パンデミックの影響で、すでに物流に支障が出ているこのような時期に、富士山の噴火が起きるなどということは想像したくもないですが、もし起きたとすれば、交通などを含めて、さらに物流に問題が起きそうです。

ここからです。


シミュレーションは、富士山での新しい噴火は、わずか3時間で日本の東京を麻痺させる可能性があることを示した

Simulation shows new eruption at Mount Fuji could paralyze Tokyo in just 3 hours, Japan
watchers.news 2020/04/02

日本政府の中央防災会議による最近のシミュレーションは、富士山で大規模な噴火が起きた場合、日本の首都東京は、わずか 3時間以内に麻痺する可能性があることを示した。東京は富士山の南西 100 kmに位置する。富士山は、立山、白山とともに日本三大霊山の一つだ。

噴火後、ほんの数時間で、東京で電力や飲料水の供給の問題が生じ、そして交通の大混乱が発生するに至る可能性がある。

富士山の最後の噴火は、1707年12月に発生した。この際の噴火は 2週間以上続き、現在の東京である江戸にも火山灰の堆積が見られた。

シミュレーションは、1707年と同じ規模の噴火が今日起こった場合に何が起こるかを示しており、それは、厚い火山灰が大都会東京を飲み込みむ状況が示されていた。

この調査結果では、 火山灰は、わずか 3時間の噴火後、東京の中心部だけでなく、神奈川県、千葉県、埼玉県など東京と隣接した地域に達することを示した。

ただし、地域によって風向が異なるため、評議会は調査結果を 3つのシナリオに分けた。

1. 西から強い風が吹いている場合で、これは宝永噴火と同様だ。

2. 強い西南西風が東京に直撃している場合は、東京に大きな影響を与える。

3. 風の変化が大きい場合、富士山の西側の地域にも影響を与える可能性がある。

最初の 2つのケースでは、灰は数時間後に大都市圏に蓄積することがわかった。

首都圏のすべての鉄道網は停止される。鉄道はごく少量の灰でもシステムの誤動作を引き起こすため、シミュレーションでは、関東地方や山梨県、静岡県まで、鉄道は停止された。

噴火した日に雨が降った場合、少なくとも 3ミリメートルの火山灰が東京の電気網の停止を引き起こし(日本は多くが電線のため)、これが東京の中心部で広範囲にわたる停電につながる。シミュレーションは給水と地下鉄システムが停止されることが示された。

雨で少なくとも 300ミリメートルの火山灰が堆積する地域では、木造家屋はその重量に耐えられず、最終的には倒壊する。

この最新の予測により、内閣府は関連機関や省庁とともに、火山灰の除去方法や潜在的な廃棄​​物処分場など、関連する問題の検討を開始する予定だ。

東京大学名誉教授の藤井敏嗣研究主任は、「噴火の際、初期の対応を誤ると、数千万人が取り残され、物資を配達できない可能性がある」と語った。

「事前に対応できる体制を整えておくことが重要だ」と言う。

富士山の最後の噴火は、1707年12月16日から 1708年2月24日まで発生した。噴火は、1707年10月28日の M8.6の地震から 49日後に始まった。

この噴火では、噴火による直接の死者はなかったが、火山から放出された大量の灰(約 8億立方メートル)の結果、農作地が破壊され、多くの人たちが飢餓で亡くなった。







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