もう私の住むあたりは、またも何だか妙に暑くなってきていまして、もうエイリアンとかどうでもいい気分なんですが(暑さに弱い北道生まれ ← 道がなくなっちゃったのかよ)。
それにしても、最近は、以下の記事でご紹介しましたように、アメリカ国防総省が、「未確認飛行物体に対する特別組織」を正式に設立したりと、宇宙人の襲来が近づいているようなのです(やめろよ)。
[記事] アメリカ国防総省が、未確認飛行物体に対応する新しい部局「全領域異常解決局」の設立を発表
地球の記録 2022年7月26日
最近、科学メディアのライブサイエンスが、中国の科学者が「エイリアンからメッセージを受け取ったかもしれない」という主張の投稿について記事で取りあげていました。
投稿そのものは、その後、理由不明のまま削除されたとのことですが、中国は現在「世界最大の電波望遠鏡」を運営していまして、それがキャッチしたという主張でした。
これは通称「スカイアイ」、正式名は「 500メートル球面電波望遠鏡」というものです。
(Wikipedia より)
> 500メートル球面電波望遠鏡は、中国南西部の貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県にある、世界最大の電波望遠鏡。中国科学院国家天文台により建設された。
建設費は推定で約 185億円といわれており、建設の目的は、「地球外生命体を示す可能性のある無線信号を求めて深宇宙をスキャンするため」とされています。
そのライブサイエンスの記事をご紹介します。
中国人科学者はエイリアンから信号を受け取ったかもしれないと言う
China says it may have received signals from aliens
livescience 2022/07/16
しかし、科学者たちは、その信号源が人間による電波の干渉であることを除外していない
中国の科学者により投稿され、その後削除された報告によると、中国は、その巨大な「スカイアイ」望遠鏡が遠方のエイリアン文明からの痕跡信号を拾った可能性があると主張している。
中国科学技術省の公式新聞である科学技術日報に 6月14日に発表された報告書によると、北京師範大学の天文学者が「地球外からの可能性のある技術的痕跡と地球外文明のいくつかの事例を発見した」と報じた。
その信号は、世界最大の電波望遠鏡である「スカイアイ」と呼ばれる中国の 500メートル球面電波望遠鏡(FAST)によって受信された。
スカイアイは、2019年から、地球外生命体を示す可能性のある無線信号を求めて深宇宙をスキャンするようになった。2020年にそのデータをふるいにかけ、研究者たちは 2つの疑わしい狭帯域の人工的なものである可能性のある無線信号を発見したと述べた。
その後、2022年に、既知の太陽系外惑星に対象を絞った調査で、別の奇妙な狭帯域無線信号が見つかり、合計で 3つになった。
その信号は、通常であるなら地球の人間による航空機や衛星でのみ使用される狭帯域の電波であるため、エイリアン等の技術によって生成された可能性があるとしている。
しかし、多くの科学者たちは、彼らの発見は予備的なものであり、分析が完了するまでは注意して扱うべきだと述べる。
北京師範大学の中国地球外文明研究グループの主任科学者である張通傑氏は、科学技術日報に以下のように語った。
「これら(の信号)は過去とは異なるいくつかの狭帯域電磁信号であり、チームは現在さらなる調査に取り組んでいる。しかし、これらの疑わしい信号が何らかの(人間による)無線の干渉である可能性も非常に高く、さらに確認して、その可能性を除外する必要がある」
その主張の後、このレポートはすぐに中国のソーシャルメディアネットワークで広まり始め、中国の多くの国営メディアによっても取り上げられた。
しかし、その後、これらの主張は SNS やメディアから削除された。その突然の削除の背後にある理由は不明だ。
科学者たちが深宇宙からの電波に困惑したのは、この信号が初めてではない。
1977年8月、オハイオ州立大学のビッグイヤー望遠鏡によって実行された SETI検索は、科学者たちがエイリアン文明によって使用される可能性があると疑われる周波数で検出された信じられないほど強力な 1分間の電磁バーストを検出した。
その後の研究では、この信号は、射手座にある恒星から来たかもしれないことを示唆した。信号の発信源はいまなお謎のままだ。
中国のスカイアイは、2019年に、プロキシマケンタウリから地球に向けて放射された信号を発見した。これは、太陽に最も近い恒星系(約 4.2光年離れた場所)であり、この恒星系には、少なくとも1つの潜在的に居住可能な惑星が存在する。
この信号は、地球の人工物に関連する狭帯域の電波であり、科学者たちは、それがエイリアンの技術から来たというエキサイティングな可能性を示した。
しかし、2年後に発表された新しい研究では、この信号は、人間の技術の誤動作によって生成された可能性が最も高いことを示唆していると報告された。