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アメリカ国防総省が、未確認飛行物体に対応する新しい部局「全領域異常解決局」の設立を発表

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これは今回の本題とはまったく関係ない写真で、7月19日にオーストラリア・ミルデュラの夜空が
「ピンクに光った」と報じられた際の写真です。その下にある農場施設の照明が原因とのことですが。
abc.net.au




 

国防総省・全領域異常解決局

アメリカ国防総省が、主に「未確認飛行物体現象」に対応するための新しい部局である、

「全領域異常解決局 (All-domain Anomaly Resolution Office / AARO)

というものの設立を発表していました。

以下は、7月20日のアメリカ国防総省のニュースリリースページです。

国防総省の即時リリースより

defense.gov

このリリースのリンク等を見ますと、もともと昨年 11月23日に、「空中物体識別・管理同期グループ(AOIMSG)」という部局の設立を発表していたようなのですが、その文書によりますと、目的は、以下のように書かれてあります。

 

(2021年11月23日の国防総省のリリースより)

> 米海軍の未確認飛行物体現象タスクフォースの後継者として、諜報・安全保障担当国防次官(I&S)のオフィス内に空中物体識別および管理同期グループ(AOIMSG)を設立する。

> AOIMSGは、特殊用途空域(SUA)の対象物を検出、識別、および帰属させ、飛行の安全性と国家安全保障に関連する脅威を評価および軽減するために、国防総省と、より広範な米国政府全体の取り組みを同期させるものだ。 defense.gov

 

というものだそうで、

「未確認飛行物体の、特殊用途空域における対象物を検出、識別、対応する」

というもののようです。

今回、国防総省は、昨年 11月に発表した取り組みを「さらに拡大した」と述べていますので、当初の計画よりも、広く空中飛行物体の検出、識別、あるいは対応などに取り組んでいくようです。

監視の対象は空だけではなく、水中も含まれるようです。

国防総省は文字通り国防の部局ですので、基本的には、他国の軍事飛行物体に対しての部局だと思われますが、しかし、ニュースリリースの感じでは、それに留まらない「異常の検出」という部分もあるようです。

宇宙人が攻めてくる兆候でもあるのですかね(おいおい)。

それとも現実的な面としては、何らかの戦争の懸念が高くなっているとか。

アメリカ国防総省のニュースリリースをご紹介します。




 


国防総省は、全領域異常解決局の設立を発表した

DoD Announces the Establishment of the All-domain Anomaly Resolution Office
U.S. Department of Defense 2022/07/20

2022年7月15日、国防副長官のキャスリーン・ヒックスは、国家情報長官(DNI)と協力し、空中物体識別の範囲を変更および拡大することにより、情報統合担当国防長官への当初の指示(2021年11月の指示)を修正した。

2022年度の国防副長官法の制定により、全領域異常解決局(AARO)の管理グループ(AOIMSG)は、国家情報長官と連携して、 AOIMSGに最初に割り当てられたものよりも広いものとなる。

今日、諜報・安全保障担当国防次官ロナルド・モールトリーは、情報統合担当国防長官室に全領域異常解決局を設立したことを部門に通知し、国防情報局のミサイル宇宙情報センターの主任科学者であるショーン・カークパトリック博士を全領域異常解決局の局長に指名した。

全領域異常解決局の使命は、国防総省全体、および他の米国連邦省庁との取り組みを同期させ、軍事施設、作戦地域、訓練地域、特別な用途にある、またはその近くにある関心のある「物体」を検出、識別、および帰属させることだ。

これは、空域およびその他の関心のある分野、および必要に応じて、作戦の安全および国家安全保障に対する関連する脅威を軽減するためのものだ。これには、空中、水中などの異常な、識別されていない、あるいは中程度に識別された物体が含まれる。

諜報・安全保障担当国防次官のロナルド・モートリーが率いる全領域異常解決局執行評議会(AAROEXEC)は、

1. 監視、収集、報告
2. システムの機能と設計
3. インテリジェンスの運用と分析
4. 緩和と打破
5. ガバナンス
6. 科学と技術

についての主要な取り組みに沿って全領域異常解決局に監督と指示を提供する。

 







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