カナダも、英国の「94%」とほぼ同じ割合
最近、イギリスのコロナ死亡事例の「内訳」について以下の記事を書きました。
[記事] 英国政府の公式データは、今年の春以降に英国でコロナで死亡したうちの「94%」が「ワクチン接種者」であることを示す
地球の記録 2022年7月17日
4月1日から 5月31日までに英国でコロナで亡くなった方の比率は以下のようになっていました。
・死者におけるワクチン接種者の割合 94%
・死者におけるワクチン「未」接種者の割合 6%
最近、同じ方法で、カナダ政府のデータから、コロナ死亡事例の内訳を計算している記事がありまして、その割合の数値もまた、英国と同じような比率となっていました。
先に数字を書きますと、カナダ政府の最新のデータである 6月6日から19日までのデータでは、
・死者におけるワクチン接種者の割合 92%
・死者におけるワクチン「未」接種者の割合 8%
となっていました。
内訳は以下のようになっています。
2022年6月6日 - 6月19日までのカナダのコロナ死亡者のワクチン接種状況
expose-news.com
感染確認数、入院、死亡のそれぞれの内訳は以下のようになっています。
他の国の詳細な状況はわからないですが、少なくとも、英国とカナダでは、
「コロナ死亡事例の 90%以上がワクチン接種者」
となっているようです。
また、カナダの場合、 3回目、4回目と接種した人たちの死亡事例も多く、4回目に関しては、比較的最近接種が行われたと思われますので、仮にこのワクチンに、何らかの感染予防や重症化予防の効果があるにしても、「すぐに効果がなくなる」ことを示しているのかもしれません。
そして、グラフを見る限り、接種した場合は重症化しやくなるようです。
まあしかし、率は低いとはいえ、未接種者の死亡事例もあることは事実ですので、「ワクチンを打たないことが完全な感染予防になる」とも言えないようです。
しかし、打たないことにより、感染率、死亡率共にかなり低くすることができことは示されていますので、完全ではないながらも、
「ワクチンを打たないことが現状での最大の感染予防対策」
になるようです。
それを教えてくれているというだけでも、英国やカナダのデータは心強いものではあります。
なお、カナダ政府は、昨年 12月に、「 2022年初頭より、カナダ政府が指定する職場と政府の連邦職員に対してコロナワクチン接種を義務化する」と発表していました。
ところが、最近になって、カナダ政府はこのワクチン義務を「停止」したことを公式に伝えています。以下はカナダ政府のウェブサイトからの抜粋です。
国内旅行者および連邦規制の輸送労働者に対する義務的な予防接種要件の一時停止
Suspension of the mandatory vaccination requirement for domestic travellers and federally regulated transportation workers
カナダ政府 2022/06/14本日、カナダ政府は、6月20日をもって国内および海外旅行、連邦規制の運輸部門と連邦政府職員のコロナワクチン接種要件を一時停止すると発表しました。
ワクチン義務の停止はカナダの公衆衛生状況の改善を反映していますが、コロナウイルスは進化を続けており、カナダおよび世界的に流行しています。
このような状況を考えると、また他の国では予防接種率とウイルス管理が大幅に異なるため、国境での現在の予防接種要件は引き続き有効です。
マスクの着用などの他の公衆衛生対策は引き続き適用され、飛行機または電車での旅行者の旅行中に実施されます。
6月20日の時点で、カナダで飛行機や電車に搭乗するための予防接種は不要になります。乗客が長期間密接に接触しているという事実を含むクルーズ船の独特の性質を考えると、クルーズ船の乗客と乗組員には依然としてコロナワクチン接種が必要です。
カナダ政府のウェブサイトによれば、人口 3800万人のカナダで、現在までに 3200万人の人たちがワクチン接種を完了しているそうです。
接種対象年齢のほとんどが接種したということになるのでしょうか。
それなら、今後は、特に義務化も必要ないということかもしれません。