7月3日の報道より
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アメリカはほとんどの自然災害において、その被害の規模が毎年毎年、過去最高を更新し続けていますが、その中でも森林火災、あるいは山火事の被害はすさまじいものがあり、今年もそのシーズンがやってきています。
現在もアメリカ西海岸を中心として各地で火災が発生していますが、その火災の中で、カリフォルニア州のサクラメントのあたりで発生した火災の煙によるもののようなのですが、
「サンフランシスコの街がオレンジ色に染まっている」
という現象が起きています。
下は、7月1日から2日にかけてのサンフランシスコ各地の写真ですが、フィルターなどをかけたものではなく、オリジナルの色彩です。
7月1日 サンフランシスコのシティホール
7月2日 サンフランシスコの街中
7月2日 黄色とオレンジに覆われたサンフランシスコの夕暮れ
この原因となっている火災が起きているあたりは下のような状況で、次から次へと森林が炎に包まれていまして、おさまる気配は現在はありません。
7月1日 森林火災が広がるカリフォルニア州オークランドの光景
・AP
カリフォルニアの森林火災は、7月4日現在で、下のように複数の場所で発生しています。
2018年7月4日時点でカリフォルニア州で発生している火災の場所
・Google Map
アメリカの山火事の増加は、過去数十年で下のようなグラフで増加し続けていて、そのことについては下の記事でふれたことがあります。
そこにあるのは神の摂理か気象操作の影響か : アメリカの2017年の自然災害の被害額は平年の2倍、森林火災の発生数は平年の10倍、そして、竜巻の発生数は「平年の100倍」 に達している
森林火災が増加し続けている理由は、専門家によれば、さまざまな要因があるようで、それほど単純ではないそうなのですが、「過去数十年で被害が何十倍にも増えている」ということは、やはり尋常ではない気はします。
下は、過去数十年のアメリカでの山林火災の「被害」の増加の推移です。今もなお増加は続いています。
・PREC
アメリカの森林火災の本格的なシーズンはこれからですので、今後も今のサンフランシスコのように「オレンジ色に包まれる」場所が各地にあらわれるのかもしれません。