2017年3月9日 ドイツ・ヴュルツブルクにて
ドイツのヴュルツブルクで 3月9日、竜巻なども発生する大変な悪天候の中で、
「虹と竜巻が同じ場所に同時に発生する」
という現象が起き、たくさんの人たちがその光景を撮影し、SNS などに写真がアップされていました。
ヴュルツブルクの場所
・Google Map
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・Tornado + Arcoiris visto en Wurzburg
ドイツの気象ニュースより
この「虹と竜巻が同じ場所に同時に発生する」というのは、普通だと考えにくいことで、つまり、「虹は安定した状態の大気が必要」で、竜巻は、その正反対の現象ですから、こういうように揃って見られるというのは、まあ、他にも例はあるのかもしれないですが、珍しいと思います。
・Tornado + Arcoiris visto en Wurzburg
実は最近のヨーロッパは、天候状況が非常に荒れることが多く、以前では考えられないほど竜巻が多くなっています。
下の「竜巻発生の推移」を見ますと、1990年代くらいまでは、ほとんど発生していなかった「竜巻」が、今では多い時で年間で 400件近くも発生しているのです。
ヨーロッパの竜巻の回数の過去65年間の推移
ヨーロッパの天候の荒れ方も、他の地域と同様か、あるいはそれ以上に大変なものになってきています。
このように、ヨーロッパで「荒れる天候」が一般的になってきている中、今回のような不思議な現象も起きるようになってきているようです。