2017年3月10日のロシアの報道より
カムチャッカ半島で火山活動が活発化していますが、その中で「名前のない火山が噴火した」と、ロシアで多数のメディアが報じています。
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噴火した「名のない火山」の様子
複数のロシアの報道によれば、噴火した火山は、ベズイミアニ山という火山の近くのあたりだそうですが、そうなると、下の位置のあたりだと思われます。
ベズイミアニ山の場所
・Google Map
現在、カムチャッカの火山活動は、かなり激化しているようで、前日の報道でも、下のようなものがありました。
カムチャッカ半島の二大火山が同時噴火 航空機の飛行に警報発令
excite ニュース 2017/03/10
北方領土の北東、カムチャッカ半島で9日、クリュチェフスカヤ山とベズイミアニ山が相次いで爆発的噴火を起こし、上空5000メートル以上の噴煙が立ち上っているとして、付近を航行する航空機に対して警戒が呼びかけられている。
ロシア科学アカデミー火山地震研究所のカムチャッカ火山噴火対策チームによると、カムチャッカ半島中部に位置するクリュチェフスカヤ山で9日、爆発的噴火が発生。
標高4750メートルのクリュチェフスカヤ山は、ユーラシア大陸最高峰の活火山で、周辺10キロ以内にあるベズイミアニ山やカーメン山など複数の火山が連山をなしている。
このような火山活動の活発化の中、名のない火山も噴火したということになるのかもしれません。
カムチャッカ半島は、下の図のように、その全域が「環太平洋火山帯」に属していまして、これは日本列島やインドネシアなどと同じですが、最近、火山活動が非常に活溌になっています。
環太平洋火山帯
・環太平洋火山帯
考えてみれば、今回のカムチャッカのような「名のない火山」(観測史で考察されたことのない火山)というものも、この地球にはものすごくたくさん存在しているわけで、そういうものも活溌に活動し始める時期なのかもしれません。