・Sunset in Graz, Austria, 12/17/2019
この数日、ヨーロッパのほぼ全域が「異様な暖かさ」に覆われています。
以下のように、12月下旬に入ろうとしている時に、最大で 22℃などの通常ではあり得ない気温が示されています。
2019年12月17日のヨーロッパの最高気温
・Ogimet.com
ここまで気温が高くなっている理由はよくわからないですが、そのような中、冬にはあまり見られないような空の光景が各地で出現しているようです。
オーストリアのグラーツでは、空前面が真っ赤に染まる光景が投稿されており、しかも、その雲はおそらくはアスペラトゥス波状雲のようにも見えるもので、かなりの迫力を醸し出していました。
2019年12月17日 オーストリア・グラーツの空
真冬にこのような赤い空の光景を見るのは珍しい感じです。
現在、ヨーロッパ各地とオーストラリアなどでは、観測史上の記録を破るような高温(オーストラリアは 50℃間近)に見舞われていて、一方で、インドなど、観測史上で最も低い気温を記録する場所も現れていて、気温と気象のアンバランスはさらに拡大しています。
そのため、自然の光景もさらに過激化していくのかもしれません。