ノルウェーのセンヤ上空に出現したフェニックスのようなオーロラ
11月10日に、フィンランドのセンヤ(Senja)という場所で、フェニックスが飛び立つ光景のようなオーロラが撮影されていました。
太陽活動は、もはや弱いままですが、頻繁にコロナホールと呼ばれる「磁気を噴出する」領域が太陽に出現することが多く、太陽活動極小期の中でも、オーロラはかなり激しく出現し続けています。
そんな中でノルウェーに出現しました「フェニックスのようなオーロラ」ですが、ここ2年ほどのあいだは、何となくそれを彷彿とさせるオーロラがよく出現していました。
今すぐ思い出せるのは三例くらいですが、以下のようなオーロラが撮影されていました。
フェニックスのようなオーロラたち
2018年1月24日 アイスランド上空
・「フェニックス」で総括されていきそうな2018年…
2016年2月18日 アイスランド上空
・夜空に輝く「鳳凰」と「もののけ姫の犬神」の下では…
2016年3月18日 米国アラスカ・フェアバンクス上空
・歴史的に弱い太陽活動だったサイクル24の次の…
私は、鳳凰としてのフェニックスというより、この「フェニックス」という言葉そのものに興味があります。
そのあたりは In Deep の以下の記事などでふれたことがありますが、フェニックスという名のつくものが頻繁に出現する「世」というものには思うところがあったりもします。
5000年におよぶ「血の歴史」を持つフェニックスという言葉の概念を知りたくて・・・。歴史的な皆既日食の翌日、北緯33度上の最大都市がアメリカ分断の象徴となった日に
まあ、そういう奇妙な考えはともかく、歴史的に弱い太陽活動の中で、オーロラは壮大さを保ち続けているという現在があります。