11月20日 ロシア・ニジネヴァルトフスクに出現した光柱
近年になってから観測されることが多くなった現象のひとつに「光柱」があります。
前の冬の間も、ロシアの高緯度の地域などを中心に、非常にあざやかな光の柱が出現し続けました。
それらの記事は、こちらの記事一覧にあります。
光柱は、大気中の氷の粒子に地上の光が反射して起きるものですので、この現象が発生する最大の条件は「気温が極めて低い」ことと、それと「風がない」という条件も加わると思われます。
通常は、 1月から 2月の最も気温の低い時に極地に近い場所で観測されるものですが、 11月の現時点で、ロシアのニジネヴァルトフスクという場所において、非常に鮮明な光柱が出現しました。
ニジネヴァルトフスクの場所
・Google Map
まっすぐ「空に向かって伸びる光柱」と共に、雲なのかオーロラなのか、工場の煙等なのかわからないですが、下のような「光柱と不思議な白い光のハーモニー」というような光景も見せてくれていたようです。
ロシアの極寒地での光柱の出現は春前まで続きますので、今年の冬の気温次第では、昨年以上にロシアで光柱が出現し続ける可能性もありそうです。
このニジネヴァルトフスクの光柱の光景をもう少しご紹介します。