米ロサンゼルスタイムズの記事より
・Earthquake aftershocks could last months or even years, scientists say.
以下の記事で、アメリカのカリフォルニア州において、M6.4と M7.5の地震が連日発生したことを取り上げました。
マグニチュード6.4の地震が発生したカリフォルニア州のサンアンドレアス断層上で、今度はマグニチュード 7.1の大地震が発生。過去20年で最大の地震
地震の規模から考えますと、被害は最小限だったように思いますが、しかし、地震の規模自体は大きなものでしたので、その後の余震がすごいことになっています。
下の図は、2つの地震以来の余震の発生した場所です。
・USGS, Google Map
数で見ますと、すべてのマグニチュードの地震に関しては、4000回を超えていることがわかります。
震源周辺の地震の状況
・USGS
マグニチュード 2.5以上の地震も 1000回以上発生しています。
震源周辺のマグニチュード2.5以上の地震の状況
・USGS
マグニチュード 2.5以上の地震ですと、揺れを感じることも多いと思われ、生活等が比較的不安定な状況にある場所もありそうです。
アメリカ地質調査所(USGS)が発表した今後 1週間の余震発生の確率は以下のようになっています。
2019年7月7日から7月13日までの余震の確率(USGS)
・マグニチュード 3以上の地震が発生する確率 99%
・マグニチュード 5以上の地震が発生する確率 96%
・マグニチュード 6以上の地震が発生する確率 27%
・マグニチュード 7以上の地震が発生する確率 3%
マグニチュード 5以上が 96%となっていますが、この規模でも、震源の深さによっては大きく揺れますので、しばらく震源周辺は落ち着かない状態となりそうです。
それにしても、余震の分布を見ますと、「震源域が南北に広がっていっている」ようにも見えなくもないです。この場所は、サンアンドレアス断層と近く、そこに刺激が与えられていることはないのかなというように思ったりもいたします。
サンアンドレアス断層とカスケード沈み込み帯
このサンアンドレアス断層からカスケード沈み込み帯は、北米において、最も巨大な地震を発生させる可能性がある場所でもあります。
そして、世界中で今なおマグニチュード 5以上の地震の発生が拡大していまして、まだまだ地震と火山の噴火に対しては、注意する時が続きそうです。