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イランでマグニチュード5.7の地震が発生。中規模地震に関わらず甚大な被害

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2019年7月8日 イラン西部クゼスタン州の様子


IRNA




 

イランの通信社の報道によれば、7月8日、イラン西部のクゼスタン州という場所を震源としたマグニチュード 5.7の地震が発生しました。

マグニチュード 5.7とういうのは、地震の規模としては中規模であり、通常それほど大きな被害が出るものではないですが、このイランの地震では、この地震により 1名の方が死亡し、64名が負傷したと伝えられています。

震源

Google Map

建物などの損傷も、地震の規模と比較すると、とても大きく見えます。

 

7月8日のイランM5.7地震の被害


ISNA


fobosplanet


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IRNA


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地震が多い日本などでは、耐震設計もあり、マグニチュード 5.7ほどの地震でこれほどの被害が出ることはまずあり得ませんが、耐震設計のなされていない国や地域では、中規模の地震でも、このような惨事になりかねないということが示されていいるようにも感じます。

そして、実際には、世界中で耐震設計がある程度進んでいるのは、日本を含めたごく一部であり、世界のほとんどは「まったく耐震設計がなされていない」のが現実です。それだけに、地震が増えている今、これから予想外の場所で地震が発生した時などには、たとえ巨大地震ではなくとも、大きな災害となる可能性が高いということも示していることだと思われます。

実際、この 7月8日の地震の発生状況を見ますと、環太平洋火山帯以外での地震がやけに多いことが示されています。

2019年7月8日のM3以上の地震


Earthquake report world-wide for Monday, 8 Jul 2019

大ざっぱですが、白で囲んだエリアが環太平洋火山帯で、通常は、マグニチュード 3以上の中規模から大規模の地震はほとんどがこの環太平洋火山帯で起きますが、上の地図では、それ以外のエリアでもかなりの中規模地震が起きていることがわかります。

今後もおもわぬ場所での地震が続くかもしれません。







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