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オーストラリアの異変 : 内陸部で30日間で30回以上の群発地震が続いている

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2016年7月29日のオーストラリアの報道より

australia-noeseman-01Australian Geographic

 

今年 5月に、

極めて地震の少ないオーストラリアでマグニチュード6.1の地震
2016/05/21

という記事を記したことがありましたが、オーストラリアは、全土がとにかく地震の少ない国で、これまで起きたマグニチュード 6以上の地震は、上の地震が発生するまでは、下のものだけだったのです。

過去のオーストラリアのM6以上の地震

・1941年1月27日 マグニチュード6.4 震源の深さ 0キロ

・1988年1月22日 マグニチュード6.6 震源の深さ 5キロ

・1988年1月22日 マグニチュード6.3 震源の深さ 4キロ(上と同じ日)

・1988年1月22日 マグニチュード6.2 震源の深さ 5キロ(上と同じ日)

ところが、最近のオーストラリアは少し様子が変わってきていまして、たとえば、7月25日には、オーストラリアの南部の海域で、マグニチュード 6.1という比較的大きな地震が起きました。

2016年7月25日のマグニチュード6.1の地震の震源

australia-earthquake-0725Daily Mail

そして、今度は内陸部で「群発地震」が起きているのです。

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群発地震が起きているのは、オーストラリア南西部にある「ノースマン」という町周辺のようです。

パースの東 720キロメートルの場所にあり、もともと金鉱の町として発達したところだそう。

群発地震が発生しているオーストラリア・ノースマンの場所

Australia_norseman-mapAustralia

この地域では、過去1カ月で 30回以上の群発地震が起きていて、過去2カ月間だと、50回以上となるのだそう。

最初に起きたのは、5月28日のマグニチュード 5.0の地震でした。

その後、M2.7 から M4.2 までの様々な規模の地震が相次いでいるとのこと。

ノースマンの町

Norseman-01Australian Geographic

確かにオーストラリアにはプレートの境界などはないとはいえ、断層自体は下のように数多く走っていることがわかっています。

オーストラリアの断層(黒いライン)と過去の震源(オレンジの点)

Earthquake-Epicentres-AustraliaAustralian Geographic

ですので、大きな地震にしても群発地震にしても、起きにくいことは確かでも、起きる時は起きるということにはなりそうです。

そして、今年になり、急速に地震が頻発し始めていて、少なくともオーストラリアでは規模の大きな地震も今年だけで何度か起きているということになってきています。







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