最近は、日本などでも、以前は竜巻など発生しなかったような場所で竜巻が起きることが多くなっていますが、どうやら、これは最近の世界的な傾向のようです。
北部ベトナムも以前はめったに竜巻の発生は起こらない場所ですしたが、最近は、発生するようになっているようで、7月28日に、ベトナム北部にあるバクニン省のイェンポンという地区で大きな竜巻が発生し、家屋や商店街が破壊される被害が出たことがベトナムで報じられています。
2016年7月28日のベトナムの報道より
・Thanh Nien News NewsVietnam.org
人的な被害はなかったとのことですが、竜巻が通った後の被害は、かなりのものであったことが、撮影された記録からわかります。
竜巻で破壊された街並み
・Thanh Nien News NewsVietnam.org
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竜巻の渦中で撮影された画像
・Thanh Nien News NewsVietnam.org
この様子は下の動画の中にあります。竜巻が直撃した中の自動車の中から撮影したと思われる映像ですが、建物が次々となぎ倒されていきます。
(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=cvZypUrUEhE
下の写真は、竜巻が通過した後の、商店街の様子です。
・Thanh Nien News NewsVietnam.org
人的被害はなかったとはいえ、たった1度の竜巻で受ける経済的被害は相当なものになりそうではあります。
ちなみに、竜巻の発生条件というのは、こちらによりますと、
・地表付近と上空の気温の差
・湿った空気
・大気中に風向きの違う風が吹く
などだそうで、これらはすべて、「荒れた天候状況」そのものといえますが、そのような天候状況が、日本を含めた世界中に拡大しているということが、現在の竜巻の世界的な発生と関係しているもののようです。