戦争の時代 異常な現象

米ニューヨークで「女性に対しての重篤な暴力事件」がパンデミック前より40%増加したことが判明

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nypost.com




 

狂気と暴力が社会を支配し始めている

アメリカのニューヨーク市警のデータにより、ニューヨーク市の 2023年10月1までの、女性への暴力行為(家庭内暴力を除く)が、2019年より 41%増加したことが報告されていました。

今年は 2ヵ月残っていますので、場合によっては、50%近くの増加となる可能性もありそうです。

今回はそれを報じていたニューヨーク・ポストの記事をご紹介します。事例がいくつか挙げられているのですが、

「単に暴力的というより、狂気が示されているような犯行が多い」

ことがわかります。

このような狂気的な暴力の増加は、時期的にパンデミック期間が契機となっているのですが、増加の具体的な原因は示されてはいません。

狂気と暴力が突如として急増している原因は、確かに決してひとつやふたつのことではないでしょうが、「暴力」という点だけからですと、「太陽活動」は関係あるかもしれません。

これは過去、In Deep などで何度もふれていたことですが、暴力と太陽活動は極めて密接な関係を持ちます。そして、太陽活動が極大期に向かっている現在は、最も暴力が増大していく時期です。こういう時期には、歴史的に戦争や暴動なども非常に増えていきます。

(記事)太陽の変化と「暴力と病気の時代」への突入
 In Deep 2023年2月12日

また、「狂気」も、太陽活動と関係しています。三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券参与の嶋中雄二さんが 30年以上前に書かれた『太陽活動と景気』に以下のような下りがあります。

嶋中雄二著『太陽活動と景気』(1987年)より

太陽活動や地磁気活動は、ヒトの精神活動を乱すことが知られており、統合失調症の患者数は、約 10年の周期的変化を繰り返していることがわかっている。

また、もしも、地磁気と生体膜の透過性との間に何らかの関係があるとするならば、中枢神経系への地磁気の直接的な影響の可能性が理解できる。

あるいは、狂気ということに関しては、以下のようなことも関係なくもないのかもしれません。

(記事)精神病を引き起こす具体的な要因は? 世界保健機構のデータベースにリストされている「ワクチン接種後の精神障害の症例」が 12万1559件だと知り
 In Deep 2021年12月2日

 

あと、今のアメリカで「薬物の蔓延がひどい」ことも関係あるとは思います。現在蔓延している薬物の中には、以前にはなかったような合成オピオイド(フェンタニルと馬の鎮静剤を混合したもの。トランク等と呼ばれています)が大幅に流行していまして、そのようなものを常用していて、精神の安定が保たれるわけはないです。

1981年〜2020年までのアメリカの 1歳から 44歳までの死因の推移

(参考記事)米国で「ゾンビドラッグ」と呼ばれる、動物用鎮静剤とオピオイドの混合薬が蔓延。麻薬取締局が全土に警報を発令
 地球の記録 2023年3月24日

 

原因が何であるにしても、アメリカの一部の都市部でのこのような荒廃が改善していく気配はみられませんし、改善を予測することも困難です。

また、日本でも「小学生の暴力行為が過去最多に」と報じられていましたが、パンデミックでおこなわれたあらゆることが、暴力というものと関係していることがわかります(小学生の場合は主にマスクが原因だと思います)

ここからニューヨークポストの記事です。





ニューヨーク市警のデータによれば、ニューヨーク市の女性に対する重罪暴行件数は4年間で40%以上急増した

NYC felony assaults against women have soared more than 40% over four years: NYPD data
NY Post 2023/10/07


エリザベス・ゴメスさんは、ホームレスの男性を無視した後、地下鉄駅で激しい暴力を受けた。

入手した憂慮すべきニューヨーク市警のデータによると、女性に対する身体的攻撃は過去4 年間で 41%も急増しているという。

今年10月1日までに、家庭内暴力を除く重罪暴行の被害者となった女性は 2,830人となったが、わずか 4年前は 2,006人だった。

地下鉄での無作為の突き飛ばしから悪質な殴打まで、さまざまな暴行事件は、2,699人の女性が重罪の暴行被害者だった前年同期と比べて 5%増加した。

地下鉄西4番街の駅で見知らぬ男に顔面をいきなり殴られてから 3週間後、27歳の女性は「少し前は、アジア系の年寄りばかり(が暴力を受けていた)のに、今は対象が若い女性になりました」とポスト紙に語った。 「男性たちが私たち女性を嫌っているように感じます」

「彼らには安全な場所がどこにもないので、路上にいて薬物中毒になり、自分をコントロールしたいという欲求に駆られ、女性は格好の標的になります」

女性に対する軽犯罪(家庭内暴力を除く)も同期間で 8%増加し、2019年の 8,008件から 2023年には 8,668件となった。

この数は、7,734人の女性が襲撃された昨年と比べて 12%も増加しているという厄介な数字だ。


エミネ・オゾイさんは、見知らぬ男に列車に頭を押し込まれ、その後、身体が麻痺した。

全体として、 今年は全性別に対する重罪と軽犯罪の暴行が市全体でともに 6%増加している。

被害者の何人かは、女性は小柄で身長が低いために標的にされる可能性が高いことに同意する一方、より多くの犯罪者が街を徘徊できるようにする法案を可決したことや、麻薬中毒者や精神障害者に十分なサービスを提供できなかったことで市や州の政治家を非難した。

23丁目駅のホームで発狂した女性に激しく殴られた人事幹部のグラディス・チェン氏は、「外出先で精神疾患を患う人をさらに多く見かけるようになりましたが、これほどひどい状況はかつてありませんでした」と語った。彼女は殴られた際に、コンタクトレンズが目から飛び出たという。

「犯罪を犯した人々が通常必要な治療を受けられないため、攻撃が増加しています」


人事幹部のグラディス・チェンさんは、23丁目駅で狂った女性に激しく殴られ、コンタクトレンズが目から飛び出た。 

市議会の広報担当者は、議員たちは最近、精神保健サービスを拡大する法案を可決し、暴力防止や被害者サービスプログラムを支援する予算の取り組みを進めたと述べた。

ここ数カ月間、ニューヨークの女性の街に対する安全感を揺るがす多数の暴行事件が発生した。その中には以下のようなものがある。

・6月18日、狂気に陥ったケマル・ライドアウト容疑者が地下鉄で人々を次々と刺し、女性 3人が脚に切り傷を負った。被害者の1人はベルビュー病院に搬送される前に止血帯が必要なほどの重傷を負った。ライドアウト容疑者(28)はほぼ 2日間警察の逮捕を逃れたが、3件の重罪で起訴された。

・8月8日、ロウアー・マンハッタンのチェンバーズ・ストリートで、見知らぬ男がニューヨーク郵便局警察署長ティナ・ムーアさんの肋骨を殴る事件が起きた。彼女は男の写真を撮り、ニューヨーク市警に渡した。警察関係者によると、この男は過去に 12回の暴行歴があり、武器所持の罪で 2025年まで仮釈放中だという。しかし彼はこの事件で逮捕されていない

・8月30日、正気を失ったサミュエル・ユンカー容疑者は、深夜、チェンバーズ・ストリートにある地下鉄駅に既婚ネイリストのワン・シュウさんの後を追って入り込み、34歳の一児の母を線路に突き落とし、彼女の足首を骨折させた。ユンカー被告(41歳)は重傷暴行罪で起訴され、保釈金は 25万ドル(約 3700万円)に設定された。シュウさんは、二度と地下鉄に乗ることはできないかもしれないと語った。

・9月1日早朝、凶暴なノートン・ブレイクが、ハーレムの地下鉄駅で 60歳のローレル・レイノルズさんを自分の杖、ベルト、拳で 50回以上殴り、障害を負わせたという。レイノルズさんは 2週間入院している。43歳のブレイクは暴行罪で大陪審に起訴された。

・9月27日、クイーンズのセント・エルムハースト・アベニュー7番駅90番地から降りる途中、男が救急救命士のアニカさん(24歳)に「すみません」と言った後、突然地面に彼女を押し倒して顔を殴った。混雑した地下鉄の駅では誰も加害者から彼女を助けようとしなかったため、被害者は身を守るために武器を手に入れるつもりだという。

「かなり無防備だと感じました」とアニカさんは語った。「今後は、必要になった場合に備えて、ナイフや催涙スプレーをポケットなどに入れて持ち歩くことになるでしょう」

女性平等正義プロジェクトのディレクター、ジェーン・マニング氏も、暴行事件の急増は公の場での「攻撃的で明白な女性蔑視」の増加が原因だと述べた。

「右側には、女性への残虐行為を自慢していた有力な大統領候補がいる。政治的左派には、もっぱら家庭内暴力の非犯罪化を求める団体がある」と彼女は述べ、このレトリックが一部の男性に女性への攻撃を勇気づけていると付け加えた。

「この2つは密接に関係しています」と彼女は言った。

ニューヨーク市警の元巡査部長でジョン・ジェイ刑事司法大学の非常勤教授であるジョセフ・ジャカローネ氏は、加害者はしばしば最も弱い立場にある人々を餌食にしようとしていると述べた。

「犯罪者は日和見主義者であり、卑怯者であり、最も簡単な標的を探し出します。それはとても簡単なことです」と彼は述べた。

「公衆の面前に出るべきではない状態の人物なのに、特に地下鉄や路上で外出している人がたくさんいます…そしてその結果、さらに多くの犠牲者が発生しています」

しかし、女性たちは他の人の安全を守るためにオンラインで団結している。

「もしあなたがニューヨーク市に住んでいる女性なら、自分の身を守ってください」と先月チェルシーで通勤途中に見知らぬ男に突然殴られた 19歳のエリオ・ワグナーさんは TikTok 動画で涙ながらに語った。

彼女はまだ顔にあざだらけで、「このようなことがいつ起こるかわからないので、みなさんも気を付けてください」と懇願した。







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