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《氷河期情報》オースラリア各地で5月として過去100年で最も低い気温を記録。しかも連日、太陽も出ていないのに、なぜか「空が真っ赤」に

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Bureau of Meteorology Queensland




 

オーストラリアのほぼ全域が、経験したことのない寒波に見舞われています。

いくつかの地域では、「 5月としては 100年に 1度の寒さ」となっていると伝えられています。

冒頭のオーストラリア気象庁の平年との気温の差異を見ましても、オーストラリア西部の僅かな地域を除いて、全土のほぼすべてが平年よりかなり気温が低い状態となっています。

平年より 10℃以上も気温が低い場所も多くあり、5月のオーストラリアとしては、異常な状態となっているようです。

この異常な気温について、オーストラリア ABC ニュースの報道をご紹介します。


ブリスベンは各地で過去1世紀で最も寒い5月の1日を記録

Brisbane shivers through coldest May day in almost a century, other Queensland towns smash records
abc.net.au 2020/05/25

クイーンズランド州の海岸沿いのいくつか町は、5月24日、気象局の統計によると、過去約 100年で最も寒い 5月の 1日をむかえた。

マッカイ市は、5月としては、過去 113年間で最も寒い摂氏 15.6℃まで下がった。チャータータワー市(11.5C)とゲインダ市(14C)では、この日、過去 127年間で最も寒い 5月となった。

バンダバーグ市は 13.2Cで、過去 129年間で最も寒い 5月の 1日だった。

ブリスベンの主要なショッピングエリアであるクイーンストリートモールは、この週末、人で賑わったが、客たちはみなスカーフや冬用の上着を着ていた。ブリスベンの気温は、過去に記録がないような 11℃まで下がり、最高気温も 15℃までしか上がらなかった。

気象局によると、この氷のような気温の状態は、南から吹き込まれる冷たい空気の影響だという。クイーンズランド州の海岸沿いのほぼすべての地域の気温は、5月の平均をはるかに下回った。

 


 

ここまでです。

単に気温が低いだけではなく、オーストラリアはこの数日、気象が大変に荒れていまして、5月20日には、ビクトリア州などで大荒れの天候が続き、オーストラリアでは大変に珍しい「竜巻」が発生して被害が出ています。

壊滅的な竜巻の被害を受けたビクトリア州の家屋

9news.com.au

また、各地で雹(ひょう)、突風、豪雨に見舞われていたことが報じられています。

暴風雨で破壊された西オーストラリアのビル

The Telegraph

そして、これは悪天候と関係しているのかどうかわからないのですが、オーストラリア各地で、「空が連日真っ赤」になっていることが SNS などの投稿から見てとれます。

オーストラリアのほとんどの地域では、この数日太陽が出ていませんので、そこから考えると、夕焼けを含めて、毎日のように空が赤くなるというのは、やや不思議な感じもしないでもないです。見ますと「雲が赤くなっている」ように見えます。

5月23日 ブリスベン

7news.com.au

5月24日 ブリスベン

Bureau of Meteorology Queensland

オーストラリアだけではなく、現在、世界各地で気温の異常と奇妙な悪天候が起きていまして、今後も続くかどうかは今のところ何ともいえないですが、全体として「異常」というキーワードがさらに強くなっています。

気温と気象の異常が拡大していきますと、特に北半球の多くの地域では、これからが本格的な農作シーズンですので、その影響も気になるところです。







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