ニュージーランドに見られている異常な現象
南半球のニュージーランドやオーストラリアは現在冬で、今年の南半球は、特に非常に寒い冬となっています。
ニュージーランドとオーストラリアは、季節的には似ていると思いますが、ふたつの国が現在異なる点は、以下となっています。
・ニュージーランドには現在なお「マスク着用義務」がある
・オーストラリアには「マスク着用義務」はない(屋内のマスク推奨は復活しましたが)
そのマスク義務があるニュージーランドで、ここ数日、
「コロナ死者数、そしてコロナの死亡率が過去最大となっている」
のです。
興味深いのは「感染数は過去最大ではない」のに、死亡数だけが急激に上昇していることです。
以下のグラフでわかります通り、感染確認数は、今年 2月の最大時の半分以下となっているのですが、死者数がものすごく急速に上昇していて、ここ数日は連日、過去最大を記録しています。
これについて、オーストラリア ABC ニュースは、以下のタイトルでこのことを報じていました。
ニュージーランドにはマスクの義務と隔離義務があるにも関わらず、オミクロンの毎日の死亡率が依然として「非常に懸念」されている
NZ has mask mandates and isolation, but the Omicron daily death rate is still 'very concerning'
abc.net.au 2022/07/22
この報道の中には、以下のような部分があります。
(オーストラリア ABC ニュースより)
> 人口 510万人のニュージーランドは、1日の死亡率の高さに注目が集まっている。現在のニュージーランドの死亡率は、世界保健機関の指標によると世界で最も高いものの 1つとなっている。
>
> ニュージーランド保健当局は、集会の制限に戻ることを拒否したが、代わりに、マスク、ワクチン、隔離の3つの戦略が冬を通して保護を提供すると主張した。
>
> しかし、ニュージーランドは、世界で最も高い死亡率の渦中にある。 (abc.net.au)
まあ……別に、マスク義務が原因だとは言わないですが、
・高いワクチン接種率
・マスク義務
が相乗効果として多少死亡率の上昇に寄与しているとは思いますが、それでもどうしても思うのは、
「 ADE (抗体依存性増強)が起き始めているのではないか」
ということです。
ニュージーランドは現在冬ですが、気温の低い冬季には新型コロナではない従来の風邪ウイルスとしてのコロナウイルスも循環し始めます。それは何種類も何十種類もあるものですが、それらの従来のコロナウイルスも、
「 ADE を誘発する要因となる」
のです。
この ADE については以下のような記事をご参照下されば幸いです。
1年以上前の In Deep の記事です。
[記事] 人類の大量死につながる可能性を否定できない ADE (抗体依存性増強)についてのメカニズム。そしてそれを避ける方法は「永遠のワクチン接種のループ」しかないという絶望
In Deep 2021年4月27日
ADE が発動する時期は人によってバラバラでしょうが、基本的には「ある程度の時間」が必要で、もう最初のワクチン接種から、それなりの月日が経過していますので、人によっては、「そろそろ ADE が発動する時期となってきているのかもしれない」というように思わないでもないです。
オーストラリアでも「感染数と比較して入院患者数が著しく多い」ことが示されています。
[記事] オーストラリア(二回接種率95%)でコロナ感染数は過去最大の半分以下なのに「入院数が過去最多」に並ぶという現象 (2022/07/20)
以下は、オーストラリアの感染数と入院患者数の推移です。
なぜ、このことをご紹介しているのかといいますと、ニュージーランドとオーストラリアが心配だから、というわけではなく、
「日本でも、寒くなった頃に同じような現象が起きるかもしれない」
と思った次第です。
日本でも、というか、北半球の多くの国で、です。
特に、
・ワクチン接種率の高い国
・マスク遵守率の高い国
で、このような現象が顕著になっていくのではないかと思っています。
ワクチンのロットによる濃度の差はあるとはいえ、スパイクタンパク質を作り出す物質を打ち込まれた場合、ADE は「必ず起きる」のです。
大量死の輪廻が始まっているのかもしれません。