5月12日 午前7時56分の気象庁の雨雲ズームレーダーより
5月12日の午前8時頃、静岡県浜松市の「雨雲レーダー」に、謎の円形(あるいはドーナツ状)の紋様が表示されるという事象が起こり、これはスマートフォン上など、様々な人たちのアプリに表示されたために、一時、騒然となりました。
面白かったのは、上の図に表示されていた「赤い輪」が、時間と共に「分裂して赤い輪と青い輪となり移動していった」ということでした。
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浜松の上空に出現した「輪」は、下のように分裂していきました。
この現象に関しては、かなりの人たちに表示されたこともあり、気象庁に問い合わせたメディアもありました。
回答的には、たとえば下のようなものでした。
気象庁の回答
筆者「本日朝、8時頃、浜松付近でドーナツ状の雨雲が観測されているのですが、これは何でしょうか?」
気象庁「8時頃の浜松ですね。ちょっと見てみますね。ああ、確かに気象庁のレーダーにも出てますねぇ」
筆者「これは何ですか?」
気象庁「まあ何かのエラーでしょうね」
筆者「原因はなんでしょう?」
気象庁「原因は不明ですね。ただ、何かのエラーでしょうね」
「何らかのエラー」というようなことですが、実はこの「エラー」の事例が、ここ数年は世界中で大変に多く、過去記事などでご紹介したこともあります。
どのエラーも、例外なく円やドーナツ状になるというのも同じです。
過去のエラーをいくつかご紹介して、記事を締めたいと思います。
最近数年間の気象映像の「エラー」
2010年3月15日 オーストラリア上空
・news.com.au
2008年7月4日 日本
・oka-jp.seesaa.net
2011年3月16日 ベルギー上空
・JRubber0711
2015年12月27日 メキシコ上空
・December 27, 2015 Strange Spiral in Radar Mexico
1999年1月4日 アメリカ東海岸
・oka-jp.seesaa.net
他にもいろいろとあるのですけれど、エラーが多い世の中です。