8月14日 ベネズエラ・カラカスの夕暮時に
南米のベネズエラといいますと、現在、大変な経済危機の渦中にあることで知られています。最近では、「ベネズエラのインフレ率、100万%に達する見込み (ブルームバーグ 2018/07/25)」という「 100万」という数字が出て来るようなハイパーインフレーションの報道もなされていて、いよいよ国家や経済の機能も麻痺しつつあるようですが、そのようなベネズエラで、「奇妙な夕暮れ」が目撃されました。
冒頭の写真の全景は下のようなものです。
・Marcos Velero Espinal
写真の下部のオレンジの光は夕暮れの太陽の周辺だと思われますが、その上のほうに赤く、あるいは濃いピンクの光が浮き上がっています。
拡大すると、下のような感じとなります。
・Marcos Velero Espinal
丸ではなく、楕円で、しかも太陽のハロみたいな「光の暈」ができているというあたり、この赤い光の光源が、かなり強い光であることを伺わせます。
太陽の光が反射する光学現象に「幻日」というものがありますが、そういうものとも違うようで、仮に大気光学現象だとすると、初めて見るタイプのもののようにも感じます。
時間の経過と共に、この光は下のような感じに変化していったようです。
・Marcos Velero Espinal
目撃されたベネズエラのカラカスというのは下の位置になります。
ベネズエラのカラカスの場所
・Google Map
ちなみに、このベネズエラのカラカスという街は「治安がとても悪い」ことで知られています。
それについては、Wikipedia にさえ下のような記述があるほどです。
カラカスの治安は非常に悪く、人口当たりの殺人事件発生率は東京の100倍を超える。2008年は10万人当たりの殺人事件発生率が130人となり世界最悪、2012年でも10万人当たり119人と世界3位の数字を記録している。
このような、「東京の 100倍以上の殺人率」というような場所でもあると伝えられています。もちろん、他のあらゆる犯罪において、日本とはレベルが違いますが、そういう場所だからというわけではないのでしょうが、最近は「宗教的なことと結びつきそうな現象」がよく起きます。
以下の記事では、キリスト教のミサの会場で、上空の「人の形をした雲」があらわれたことをご紹介していますが、これは、今回のカラカスのすぐ隣のマラカイボという街で起きました。
南米に出現しまくるイエス・キリスト的な曖昧な偶像の連続の中で、「夢で告げられた北緯33度線に位置するイスラエルの山」が意味することは何?
他にも、このベネズエラからコロンビアのこの場所の近くでは、この1、2年ほどいろいろと奇妙に思える現象が起き続けています。
今回の光も、合理的に説明することのできる何かの光学現象なのかもしれないですし、そういうものではない不思議なことなのかもしれませんが、普通に見られる大気光学現象とはずいぶん違うもののようには思われます。
ベネズエラは世界で最も苦境に立たされている国のひとつであり、人々が「救いを求める心」は私たちの想像できるものではないほど大きなものだと思いますので、そういう場所だからこそ、それがいろいろな現象に反映されることもあるのかなとふと思ったりもします。