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ケニアの女子高校で90人以上の生徒が「突然、普通に歩くことができなくなる」という謎の集団疾患に。原因はよくわからず

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学校から搬送される「突然歩けなくなった」女生徒たち。




突如として神経性疾患のような状況に

ケニアにある女子高校で、「 95人以上の生徒が入院した謎の病気の発生により学校が一時的に閉鎖された」ということが報じられています。

このニュースは、実は数日前に文字だけでは見ていたのですが、まあ、アジアアフリカの女子校では、かつて「集団ヒステリー」といわれる状況がよく起こってきた歴史がありますので、そういうものなのかな、などと思っていたのですが、今日初めて「現場の動画」を見まして、それが尋常な感じではないんですよ。

以下はツイッターに投稿されていたもののひとつです。

女子生徒たちのこの歩き方…。

このような症状で 90人以上の生徒たちが入院したというのは深刻な話ですが、これについては、いろいろな意見が出ていまして、

・集団ヒステリー

・何らかの感染症

・ギラン・バレー症候群の初期段階

など、さまざまな憶測が出ていますが、今のところ検査結果が発表されているわけでもなく、よくわかりません。

なお、女子校の名前は、「セント・テレサ・エレギ女子高校」というのですが、この高校で昨年行われたことについても、陰謀論的な話が出てもいます。

謎の状況が発生したセント・テレサ・エレギ女子高校

nation.africa

右に、マリア様のように見える肖像のような絵がありますので、カトリック系の学校のようです。

陰謀論的な話とというのは、このセント・テレサ・エレギ女子校で昨年、全員に対して「コロナワクチン接種キャンペーンが行われた」という WHO のツイッターでの投稿を取り上げてのものでした。

2022年7月20日のWHOの投稿

WHO Kenya

まあしかし、時間経過的なことはともかくとして、ワクチンの副作用か後遺症として、

「何十人にも一斉にこのような症状が出る」

というのは、ちょっと考えがたいことですので(一斉に症状を出させるようなことのできる方法があるなら別ですが)、あまり関係ないとは思います。

ともかく、先ほどの動画にありましたような「普通に歩くことができなくなる」という奇妙な(一般的には神経系の疾患に見えるタイプの症状だと思います)状態は気になるところです。

なお、先ほど、集団ヒステリーと書きましたけれど、最近はあまり聞かないですが、10年以上前は、世界各地で起きていました。以下は、当時の In Deep の記事です。

かつての集団失神、集団ヒステリーの報道

アンゴラ全土を襲う原因不明の「集団失神」症候群 ( In Deep 2011年08月13日)

ジャマイカの著名高校で生徒が次々と悪魔に取り憑かれたという報道 ( In Deep 2011年02月02日)

ベトナムの学校で長期間に渡り続く大規模な「集団失神」 ( In Deep 2011年02月22日)

トリニダード・トバゴの学校で奇妙な集団発作が発生 ( In Deep 2010年11月17日)

ここから今回のケニアの事例にのついての記事です。





ケニアの女子高校、90人以上の女子生徒の足が麻痺する謎の病気発生で一時閉鎖

Kenyan Girls’ High School Temporarily Shuts Down Due to Outbreak of Mysterious Illness Which Reportedly Paralyzes Legs of Over 90 Female Students
thegatewaypundit.com 2023/10/04

ケニアのカカメガ郡にあるセント・テレサ・エレギ女子高校は、95人以上の生徒が入院した謎の病気の発生を受け、一時的に閉鎖された。この病態は、手足の麻痺が特徴的で、症状を呈したほとんどの生徒たちが歩くことができなくなっている。学校管理者は政府関係者たちと協議し、さらなる評価が行われるまで、7年生、8年生、9年生の生徒たちを帰宅させることを決定した。

ケニアの報道機関トゥーコ紙によると、影響を受けた学生の血液サンプルは分析のためにケニア医学研究所に送られたという。

ソーシャルメディア上で広まった動画によると、ほとんどの学生は四肢に麻痺を引き起こし、歩くことが困難になる何らかの謎の症状に苦しんでいる。一部の報道では、この事件は「集団ヒステリー」によるものだとされている。

セント・テレサ・エレギ女子高等学校では、感染拡大により生徒たちが帰宅を要求し、状況は危機的状況に達した。

学校管理者は当初、少なくとも 80人の生徒が入院していると報告したが、後にその数が 95人以上に増加したことを確認した。

影響を受けた学生の血液サンプルは、分析のためナイロビのケニア医学研究所の研究室に送られた。ケニアのウェブサイト「スター」によると、この謎の病気の正確な性質はまだ明らかにされていない。

保健当局は病気の性質と原因を特定し、適切な治療プロトコルを開発するために熱心に取り組んでいるという。

スター紙は以下のように伝えている。

状況に詳しい関係者がスター紙に語ったところによると、30人の学生がカカメガレベル5病院に入院し、20人がシブウェレベル4病院に、12人がイグフレベル4病院に入院している。

イフグ病院の医師はスター紙に対し、最初の臨床検査で学生たちの電解質が上昇しており、これは体液が失われていることが判明したと語った。電解質は、人体の細胞の電気的中性の維持、神経や筋肉の活動電位の生成と伝導など、基本的な生命機能に不可欠だ。長期にわたる重度の下痢や発汗により、電解質が失われる可能性がある。







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