大量死 異常な現象 疾病と感染症

アメリカ全域で「子どもの脳腫瘍」が2022年から急激に増加。原因は不明

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おそらく一因は…

アメリカのネバダ州で、2022年からの過去 1年ほど「子どもの脳腫瘍が急増している」ということを英デイリーメールが報じていました。記事では、増加は、ネバダ州だけではなく、全米の医師たちから子どもの脳腫瘍の増加の報告が相次いでいるとあります。

脳腫瘍は報告義務のある疾患ではありませんので、全体の実数はわかりません。

なお、記事のタイトルは、「米国の医師たちは、ネバダ州の子供の謎の脳感染症の発生に警鐘を鳴らしている - そして医師たちはそれは COVID のロックダウンに関連していると確信している」というものでした。

アメリカで、メインでロックダウンが行われたのは、2020年です。

それで、2022年になって、そのロックダウンの影響として子どもの脳腫瘍が急増したと?

何をどう考えていいのかわからないですが、ロックダウンの影響とするのは、因果関係として不明すぎます。高齢者はともかく、子どもの脳腫瘍あるいは子どものすべてのガンというのは、そういうようなゆっくりとした成長を示すものではないです。

 

こういう「子どものガンの増加」のことを聞きますと、「酸欠」との関連を考えてしまいます。

つまり、マスクですね。

以下は、オーストラリアのシドニー大学の研究のプレスリリースです。

脳腫瘍と低酸素症

Brain Cancer and Hypoxia
sydney.edu.au

概要

低酸素環境は、グレード4の脳腫瘍の特徴です。

低酸素症は、細胞代謝、転移、化学および放射線耐性の発癌性変化につながります。これらの変化は、主に低酸素レベルによって活性化される低酸素誘導因子 (HIF) として知られる転写因子によって調整されます。

動物モデルでは、低酸素症は HIF を活性化することにより、分子の概日リズムをリセットまたは混乱させる可能性があります。

腫瘍細胞は概日リズムを乱すことが多く、動物実験では、概日転写因子が神経膠芽腫幹細胞の増殖と生存を促進することが示されています。

低酸素誘導因子と概日リズムの調節要素が、腫瘍でどのように相互作用するかについてはほとんど知られていないため、このプロジェクトでは新しい調節関連を調査して特定します。

そして、「マスク」による二酸化炭素の再吸入による酸素欠乏率がどの程度になるかというと、以下の In Deep の記事にあります。

[記事] 妊婦のマスク着用は「死産、催奇形性、胎児の脳神経の損傷」と関係するとした最新のドイツの研究。それらの赤ちゃんの損傷は「不可逆的」
 In Deep 2023年4月26日

 

ドイツの研究を翻訳していますが、以下のようにありました。

ドイツのマスクの影響に関する論文より

マスクは、CO2 (二酸化炭素)の再呼吸につながる呼吸抵抗の増加と、死腔容積を増加させるが、これまでのところ、この現象に関する、特に初期の生命(胎児や子ども)への影響は詳細に評価されていなかった。今回、我々は CO2 曝露とマスク着用の使用に関する文献を体系的にレビューした。

結果:

新鮮な空気には、約 0.04%の CO2 が含まれているが、マスクを 5分以上着用すると、吸入空気の 1.41%から 3.2%の二酸化炭素にさらされる可能性があることがわかった。

アメリカ海軍の毒性専門家が、(過度の二酸化炭素により)死産のリスクが高まることを示した動物研究に基づいて、女性乗組員を乗せた潜水艦の曝露限界を 0.8%の CO2 に設定している。

さらに、0.3%の CO2 に慢性的にさらされた哺乳類の実験データは、子孫の不可逆的なニューロン損傷による催奇形性、脳幹ニューロンのアポトーシス(細胞の自死)による空間学習能力の低下、および、インスリン様成長因子-1の循環レベルの低下を示している。

この 0.3%の CO2 への慢性曝露は有毒であると定義する必要がある。

思春期の哺乳動物が、0.3%の CO2 に慢性的にさらされると、神経細胞の破壊が引き起こされるという追加のデータが存在する。これには、活動の低下、不安の増大、学習と記憶の障害が含まれる。

Possible toxicity of chronic carbon dioxide exposure associated with face mask use, particularly in pregnant women, children and adolescents – A scoping review

 

マスク着用が、ガンと関係することについては、パンデミックの比較的初期に、「それはフェイクだ」としたのが、ロイターの 2020年10月のファクトチェックでした。以下にあります。

ファクトチェック:マスクを着用すると癌になるというのは誤りだ。マスクをしても癌にはならない
Fact check: Wearing masks does not cause cancer

 

この時、「これからマスク着用が腫瘍疾患の増加と関係していくのだなあ」と認識した次第です。ファクトチェックは役に立ちます。

アメリカの子どもの腫瘍の増加の根本的な原因はもちろんわかりませんが、ワクチンも含めて、パンデミック対策のいくつかが複合的に重なっているとも思います。

あと、まあこの時期に急激に 5Gアンテナがアメリカに建設されたというのもありますが……。

[関連記事] そして5Gと子どもたちとお腹の赤ちゃんたちの脳
 In Deep 2023年3月28日

 

ここから、英デイリーメールの記事です。




 


医師たちは、ネバダ州の子供たちの謎の脳腫瘍の発生に警鐘を鳴らしている - そして医師たちはそれが COVID のロックダウンに関連していると確信している

dailymail.co.uk 2023/04/28

Doctors sound alarm over mysterious outbreak of brain infections in Nevada kids – and they believe it’s linked to COVID lockdowns

保健当局は、ネバダ州ラスベガスとその周辺で、まれで深刻な脳膿瘍が子供たちに急増していることに警鐘を鳴らしている。

米国疾病管理予防センターの専門家たちが、これらの症例の急増を調査しているが、ネバダ州だけではなく、アメリカ全域の医師たちが、症例の増加を見ていると述べている。

ネバダ州は昨年、未成年者の脳膿瘍の数が 3倍になり、それまでの年平均 4~ 5件から 18件に急増した。

小児神経外科医であり、ユタ大学の准教授で、この症例を治療しているタリン・ブラッグ博士は、 CNN の取材に対し 、過去 20年間の経験で「このようなものは見たことがない」と語った。

急増の原因は定かではないが、ブラッグ博士は、ロックダウンなどの COVID 対策により、感染症に対する免疫力が低下したことが原因である可能性があると述べている

2022年 3月以降、ブラッグ博士は脳膿瘍の「大幅な増加」があったと述べたが、その「異常性」は特に「症例の出方に関する類似性が際立っていた」ことにあるという。

ほぼすべての場合で、子供たちは耳痛や副鼻腔感染症などの典型的な小児期の病気を発症し、頭痛や発熱を伴う。ブラッグ博士は、それから数日以内に、より深刻な状態が明らかになっていくと述べた。

米国中の医師が、若年層の脳膿瘍の増加を観察していることが明らかになっている。

ニューヨークの医療システムであるノースウェル・ヘルスの小児感染症の専門家であるスニル・スード博士は、彼の施設では少なくとも通常の 2倍の数の脳膿瘍が見られたと推測した。

脳膿瘍自体は報告の対象とはならない。

つまり、発生したときに医師が公衆衛生当局に知らせる必要はない。

脳膿瘍は、脳内の膿で満たされた腫れだ。それらは通常、感染症や深刻な頭部外傷の後に細菌や真菌が脳組織に侵入したときに発生する。

初期症状は頭痛と断続的な発熱だ。発作、視力の変化、嘔吐、体の片側の筋肉機能の喪失、言語障害、精神状態の変化を引き起こす可能性がある。

ネバダ州クラーク郡の急増では、症例の約 4分の3 が 12歳前後の少年で発生した。

ネバダ州南部保健地区の CDC エピデミック・インテリジェンスサービスのオフィサーであるジェシカ・ペニー博士は、2015年から 2020年の間、小児脳膿瘍の症例は一貫して年 4件であったと述べた。

ペニー博士は、子供たちが呼吸器疾患にさらされておらず、自然な防御を構築できなかった、パンデミックによる免疫負債が原因である可能性があると述べた。







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