・4月15日の英国メトロの報道より(虫がお嫌いな方のために加工処理をしています)。metro.co.uk
パンデミックも終末的ですが、「人間以外の生き物」に関しても、何だか終末的な出来事がいろいろと続いています。
新型コロナウイルスの流行以来、異常なほどのカラスの大群の出現が世界各地から報告されていることを以下の記事などで取りあげたことがあります。
米シアトルに集う過去最大のカラスの群…コロンビアに現れたイエス・キリスト…さまざまな終末的光景の地球に向かって進む「太陽の半分の大きさの彗星」の巨大な青い光
今度は、イギリスで、「海岸に大量の虫が出現」して、ビーチにその死骸が夥しく広がっているということが英国の報道で伝えられていました。
場所は、イギリスのスカボローという街にある海岸で、以下の場所にあります。
英国ヨークシャー・スカボローの場所
・Google Map
この海岸の 4月14日の様相は、「地獄」のようになっていまして、以下のように、その虫が海岸の広範囲に「積み上がっている」のです。
海で、たとえば、クラゲやヒトデなどの海洋生物の大量死が起きて、それが海岸を埋め尽くすことは、稀に起きることですが、
「海岸で陸地の昆虫が大量死が起きる」
というのは、理由そのものがよくわからないところでもあります。
予測の段階ですが、スカボローの沿岸警備隊は、これらの昆虫は、通常はヨーロッパ本土に生息しているコガネムシであるヘザービートル(学名 Lochmaea suturalis)ではないかと発表しています。それが、理由は不明ながら、英国の海岸に大量に襲来したということのようです。
また、スカボローの沿岸警備隊は、このコガネムシの大群は、スカボローだけではなく、周辺の多くの海外に押し寄せている可能性があるということで、これらの昆虫が、どこからやってきたのか調査を開始したとメトロは伝えています。
コガネムシが、フランスからの距離の海を渡るほど長距離を飛び続けられるとも思えず、実に奇妙な出来事ではあります。
あまり関係ないですが、旧約聖書の「出エジプト記」には「十の災い」というものがありますが、その中に、
・ぶよを放つ
・あぶを放つ
というものがあります。
日本語では「ぶよ」と「あぶ」となっていますが、これは便宜上のもので、Wikipedia によりますと、
「本来何の虫を指すのかよくわかっていない」
のだそうです。
「あぶ」というのは、その時代に「群れをなす害虫の一般名詞」だったそうで、何となく、こういう「虫の事例」も増えていくのかなあという気がしました。