2017年7月13日 ロシア・ヴォロネジ
最近のロシアは、以前では考えられなかった悪天候や荒い気象状況が頻繁に出現します。
ダウンバーストやスーパーセル(超巨大積乱雲)や竜巻などといったものは、どちらかというと無縁な場所が多いロシアで、最近はそういうタイプの気象が頻発しています。
ロシアのヴォロネジでは、冒頭のように、空一面に超巨大積乱雲が立ち昇り、地元の人々は SNS などで「まるでマザーシップのよう」などと話していました。
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ちなみに、このヴォロネジでマザーシップ云々…という話が出て来る理由は、この場所はソ連時代に、比較的有名な「 UFO 事象」が伝えられた場所でもあるからかもしれません。
それは下のようなものです。
ヴォロネジ事件
1989年9月21から10月2日頃、ゴルバチョフ政権の下、ペレストロイカやグラスノチの政策が推し進められていた崩壊前夜のソビエト連邦の首都モスクワかに南約480キロにあるヴォロネジ市で奇妙な出来事が数日に渡り目撃された。
ヴォロネジ市は、中央黒土地帯の経済、文化の中心地であり、人口100万近い。9月21日から10月2日まで、この付近でUFOが連日数千回に渡り目撃されるが、特にこの事件を特徴付けるのは数回に渡るUFOの着陸と宇宙人と思われる乗組員の目撃である。
下はその際の目撃者のイラストのひとつですが、こういう人たちが乗り物から降りてきたということが伝えられています。
この出来事は、その後、ロシアのタス通信や AP通信によって全世界に報道され、日本でも一般紙で記事として扱われたそうです。
まあ、そういう出来事が伝えられている場所だけに、UFO 的なものとは何となく心情的に縁があるために、そういう関係の話も出て来るものなのかもしれません。
今回のヴォロネジの現象は完全な自然現象ですが、以前はヴォロネジでこのような光景は見られたことはなかったでしょうし、空を見て驚く人々の気持ちがわかります。
ロシア各地は、空の様子が以前と明らかに変わっています。
当日、撮影され SNS に投稿された他の写真もご紹介しておきます。
2017年7月13日 ロシア・ヴォロネジにて