2017年7月16日の国立アルゼンチン気象局のツイッターより
北半球は、日本を含めて非常に暑い場所なども多数ある夏ですが、現在が冬にあたる南半球では、異常な寒波に襲われている場所が多くなっています。
冬ですから、気温が通常より下がるのは普通のことなのですが、場所により「歴史的な寒さ」となっていて、南米チリやアルゼンチンでは、気温や降雪状況が、最近では例にない事態となっています。
チリの首都サンティアゴでは、過去数十年の記録の中で初めてとなる雪が降ったことが大きく報じられていました。
2017年7月16日の報道より
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南米チリに雪が降ったのは、7月16日のことで、チリ各地で雪が降ったようですが、特に死湯とサンティアゴでは、記録に残る中では 1980年代以来という降雪となったようです。
雪に不慣れな都市であるためなのか、この日、降雪の中で大規模な停電が発生し、多くの人々が電気のない中で過ごすことになったとのこと。
なお、屋根から落ちた雪や、雪で切れた電線などの影響で、少なくとも1名が死亡し、2名が負傷したと報じられています。
7月16日のサンティアゴの様子
・BNO News
・330,000 lose power in first Santiago de Chile
また隣国のアルゼンチンでも、この日、強力な寒波に見舞われ、各地で観測史上の最低気温を次々と更新したことがアルゼンチン国立気象局の報告からわかります。
アルゼンチンの7月16日の最低気温
・Servicio Meteorologico Nacional
この気温分布を見ますと、アルゼンチン全土で低い気温だったことがわかりますが、特にマキンチャオという場所では -12℃、そして、デバリロッシェという街では -25.4℃まで気温が下がったのだそう。
アルゼンチン南部の7月16日の光景
北半球も南半球も、どちらも大変な気温にさらされている感じですが、この先はどのようなことになりますか。