5月11日のメキシコの報道より
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メキシコの首都メキシコシティの近郊で、5月11日、ふたつの地区にまたがり、巨大な亀裂が突然発生するという出来事が起きました。
亀裂は、長さ 400メートル、深さ 4メートルというも巨大なもので、途中には道路や住宅などもある場所のために影響が出ているようです。
住宅街の道路と建物にも影響を及ぼした亀裂
亀裂が発生したのは、メキシコシティの近郊ののトラウアク地区という場所から、ミルパ・アルタ地区にかけての場所です。
地図で示しますと、下のふたつの場所の間のあたりになりそうです。
・Google Map
トラウアク地区とミルパ・アルタ地区の間の地域に走る亀裂
このような巨大亀裂そのものも特筆すべきものですが、この場所は、昨年 9月に発生したマグニチュード 7.1の巨大地震の震源でもあるのです。
その際の地震は、以下の記事で取りあげています。
昨年 9月のメキシコでは、ふたつの巨大地震が発生して大きな被害が出ました。
下がそれぞれの震源で、今回の亀裂は地図では上部の 9月19日の地震の震源の位置と重なります。
2017年9月8日のM8.1の震源と9月19日のM7.1の震源
・Google Map
また今回の亀裂のすぐ近くには、メキシコの活火山であるポポカテペトル山がありますが、このポポカテペトル山もこの数日、活動を激しくし増加している報道がなされています。
5月11日のメキシコの報道より
これら一連の地質活動と昨年の連続した巨大地震に関係があるかどうかは地質学者たちも明らかにできないでいますが、関係があるかないかは別として、再び、メキシコで活溌な地質活動が始まっている可能性がありそうです。
そして、それは環太平洋火山帯になおいて、すべて同じ状況だと考えられます。