2017年5月27日 青森県つがる市の麦畑
青森県つがる市の畑に 3月13日、大きな陥没穴ができていることが畑の所有者によって発見されました。
これは 3月28日になって、青森放送などで以下のように報じられ、私たちの知るところとなりました。
つがる市 畑に巨大な穴 隕石か
青森放送 2017/03/28
つがる市稲垣町にある小田桐賢一さんの麦畑に東西に3m、南北に2m、深さ2m以上の巨大な穴が開いているのを小田桐さんの家族が13日、見つけた。
警察は爆発物などによるものではないとし、隕石が落下した可能性を指摘する専門家もいて、謎を呼んでいる。
この報道にあるように、正確なところは突き止められていないながら、隕石や小型の小惑星などの「天体」である可能性が高いようです。
Sponsored Link
・Google Map
写真を撮影しているのは、この畑の持ち主ご本人であるようで、すぐに撮影されたために、比較的詳細に状況が残っています。
穴を取材する地元新聞の記者
ニュースで報じられた様子
これは、「周囲に土が散らばっている」ことから、単なる地盤が崩落したシンクホールではないと思われまして、考えられる現象としては、
・空から何かが落下した
・地中から何かが噴出したか、あるいは爆発した
のどちらかでしょうが、地下から何かが噴出したのでしたら、もう少し穴が深くなるような気がします。
過去に隕石の墜落だと思われるクレーターはわりとありますが、雰囲気も比較的似ているような。
2007年9月にペルーで見つかった隕石の衝突によると思われるクレーター
・ロイター
それにしても、青森の事案は、発生した場所が畑だったので、それほどの被害もなく済んだようですけれど、これが住宅街や商業地だった場合は、いろいろと大変そうです。
そして、最近の記事、
・世界中で多発する火球 : 3月中旬だけで5回の大きな爆発が報道される (2017/03/24)
・3月19日からの3日間で「複数の小惑星が連続して月より内側を通過」 (2017/03/23)
などでも示されていますように、地球に接近する天体の数は多くなっているように思える最近の状況です。
このような例は、世界中で今後も増えていくものなのかもしれません。