火球の目撃は、集中的に起きる時期というものがありますが、9月の終わりから 10月の始め頃も巨大な火球の目撃が相次ぎました。
明らかに隕石だと思われるものがある一方で、どうやら隕石ではなさそうなものも含まれていますが、その 9月の終わりから 10月の始めにかけて世界中で目撃された火球に関する報告をご紹介したいと思います。
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2016年9月終わりから10月初めまで世界で目撃された火球
2016年10月2日 英国とフランスの上空 奇妙な形の火球
10月2日に、イギリスのイングランドやウェールズと、フランスのノルマンディーで合計 28の火球の目撃報告がありました。冒頭の動画と、下の写真はそのうちのイングランドで撮影されたものですが、なんとなく先端が複雑な形状で、宇宙ゴミ系のものである可能性もありそうです。
・Strange Thing Over the Sky in England 2016. Meteor?
2016年10月1日 アルジェリア・コンスタンティーヌ上空での火球の爆発
・A huge fireball passes over ALGERIA
爆発の時の地上の様子
・A huge Meteor passes over Ain MELILA ALGERIA 01/10/2016
2016年9月30日 アブダビの上空で爆発した巨大火球
・Small meteor lands in Abu Dhabi
2016年9月29日 パキスタンで火球をミサイル攻撃と間違え、多くの人々がパニックに
▲ 2016年9月29日のインディアン・エクスプレスより。
2016年9月28日 米国ワシントン州スポケーンの美しいラインを描く火球
2016年9月27日 ブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州上空で爆発した巨大火球
・Fireball over Torres,Rio Grande do Sul,Brazil September 27, 2016
2016年9月27日 米国ルイジアナ州で目撃された「動きの遅い流星」
アメリカのルイジアナ州では、奇妙な火球が観測されたことが、地元テレビで報道されていました。
輝く火球が夜空を横切ったのですが、流星にしては妙にゆっくりしていました。
下は拡大したものです。
報道には、NASA の隕石の専門家も取材に応じていましたが、これが何かについての答えをおこなうには、いろいろと十分ではないとのことでした。
というわけで、世界の夜空にあらわれた最近のいくつかの火球事象でした。