ミーガー山
・Mount Meager
カナダの西部にミーガー山という山脈があり、最近になって、この周辺から硫黄の匂いが漂い、また、新しい噴気孔が見出されており、新しい火山活動が始まったのではないかとされています。
このミーガー山、最後に噴火したのは、2300年前のことで、つまり、仮に火山活動が始まったとしたら、2300年の時を経てのものとなるのです。
そのこともあり、多くのメディアで報じられています。
2016年10月7日のいくつかの報道より
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最後の噴火は 2300年前とされているこのミーガー山は、地質活動そのものも最近ではほとんど確認されていないようで、最後に小さな地震が観測されたのは 200年前とのことです。
休火山という言葉は、最近では日本語ではあまり使われませんが、まあ、そういうニュアンスの、長い間活動をしていない火山だったのです。
それが今年、唐突に火山活動を再開したかもしれないということになります。
そして、その噴火の可能性については、最近の世界の火山の動向を見ていますと、不思議でもないような感じもします。
というのも、例えば、最近、九州の阿蘇山が三十数年ぶりに爆発的噴火を起こしましたし、インドネシアやメキシコでも大保な噴火が相次いでいますが、これらは「環太平洋火山帯」という火山の密集域に含まれていまして、そして、カナダのミーガー山も、この環太平洋火山帯に位置するのです。
下のふたつの地図で見ていただければおわかりになると思います。
カナダのミーガー山の場所
・Googla Map
環太平洋火山帯
・Ring of Fire
そして、現在、環太平洋火山帯で噴火しているか、非常に活発な活動が続いている火山は下のように数多くあるのです。
環太平洋火山帯で現在(2016年10月9日)活動中の火山
・Volcano Discovery
このように見ますと、環太平洋火山帯では、今年に入ってから、日本、インドネシア、カムチャッカなどで非常に活発な火山活動が続いていて、南米でもやはり非常に激しい活動が続いてました。
その中で、北米大陸だけは「ほとんど火山の噴火がない」という状況で今まで来ていましたが、同じ環太平洋火山帯にあると考えますと、今後、北米地域でも火山、そして地震の活動が活発になる可能性はあります。
カナダのミーガー山が実際に噴火にまで至るかどうかはわからないですが、仮に噴火した場合、その規模によっては、カナダという国は最近経験したことのない自然の脅威と対峙することになりそうです。