2018年3月26日のアルゼンチンの報道より
https://youtu.be/HdrQvB7DuHI
南米アルゼンチンのリゾート地「プエルト・マドリン」という場所のビーチに 3月25日、69頭のイルカが座礁して打ち上げられるという事態が発生しました。
そのうち、49頭が死亡したと報じられています。
3月25日のアルゼンチンのプエルト・マドリンの様子
プエルト・マドリンの場所
・Google Map
現時点では、イルカの大量死の原因について即断できる理由はなく、当局や科学者たちによる原因解明が始まっています。
大量死の原因の調査を始めたアルゼンチンの科学者たち
現地の科学者のひとりによれば、この海域でこのような大規模なイルカの大量死が起きた事例が過去にないということです。
また、検死をした科学者の1人は、報道で以下のようなことも述べていました。
「非常に奇妙なことは、イルカたちがあっという間に死亡したとみられることだ」
どうやら、何かの原因で「唐突に亡くなっていった」ようです。
実は数日前に、オーストラリア西部の海岸でも 150頭のクジラが座礁する出来事が起きていました。
これについては、ご紹介しようと思っている間に、今回のアルゼンチンのイルカの座礁が起きてしまいました。
オーストラリアの海岸での大量死を報じる3月28日のBBCの報道
・Nearly 150 beached whales die in Australia
オーストラリアでのクジラの大量座礁は過去にないわけではないですが、150頭という規模の大きさは珍しいことです。こちらも原因は不明です。
今回のアルゼンチンの海域では、このようなイルカの大量の座礁はかつてなかったということで、南半球での何かの海の異変をあらわしているのかもしれません。まして、数日間隔でこれだけ大規模な大量死が連続するというのはそうあることではないです。
今後の海での事象に注意したいところです。