2018年4月28日のイスラエルの報道より
イスラエル各地が、ちょっと普通ではない大雨や洪水、雹などに見舞われており、各地で多数の死者が出る異常事態となっています。イスラエルにおいて、洪水でこのように多くの死者が発生するのは普通のことではありません。
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4月25日頃から、イスラエル各地で大雨や雹嵐などの悪天候に見舞われているようなのですが、最も大きな被害を出したのは、死海近くの「砂漠」で発生した鉄砲水でした。
死海からの鉄砲水の洪水により、少なくとも 11名の十代の若者たちが死亡するという大きな被害を出してしまっています。
下はその報道のひとつです。
死海での洪水での死亡事象についての2018年4月27日の報道
死海とガリラヤ湖の位置
・Google Map
この死海での災害は、集中豪雨による予期せぬ「死海の氾濫」という事態のために起きたもので、現場では徴兵訓練コースの学生グループたちがトレーニングのために訪れていました。
下は、その際の死海近くで撮影された動画です。このあたり一帯がいわゆる砂漠ですので、異様な感じのする光景です。
https://youtu.be/8MLzZwAzmyE
死亡したうちの 8名は女性で(イスラエルでは、女性にも徴兵があります)、国中に悲しみが広がっている……というように報道されています。
また、他の地域でも洪水などにより、若い人や子どもを中心に死亡事例が報じられていまして、イスラエルでの洪水による自然災害としては最大級のものとなっているのではないでしょうか。
イスラエル各地の被害の様子
4月25日 イスラエルのアラドに降り積もった雹
・Intense Large Hail Storm in Arad, Israel
他にも、現在、中東の「砂漠」の各地で洪水が発生していまして、どうもこう「聖書的」という表現が似合う春となっています。
なお、各地の気象予測からは、まだ少しこの荒れた天候は続きそうです。