8月1日 熱波の中のフランス・オート=サヴォワの空
日本の猛暑も熾烈ですが、ヨーロッパで起きている熱波は、すでに多くの国や地域で「過去のすべての記録を更新する」という非常に激しいものとなっています。
フランスのほぼ全土での熱波の警報を伝える8月2日の報道
特に、フランスからスペイン、ポルトガルにかけての熱波は異常といっていいと思われるもので、フランスで 40℃を記録する場所が出ている他、スペインでは国の大部分が 40℃を超えており、ポルトガルでは「 47℃」というような気温を記録する場所も出ています。
下は、8月3日のスペイン、フランスなどの最高気温です。
8月3日のスペイン、フランス、ポルトガルの最高気温
フランスでは、国土のほぼ全域で「高温に対しての警報」が発令され続けていて、まだしばらくはこの異様な熱波が続く見込みとなっているようです。
ふと思い出すのは、フランスもスペインも、今年の冬から春にかけては「冷害」によって大きな農作物被害が出ていて、特にワイン生産と関係するブドウ生産が戦後最悪ともいわれる影響を受けていました。
そして、今度はこの異様な高温と干ばつということで、農作を含めて、さまざまな分野に影響が及ぶ可能性があるのかもしれません。
そんな 8月となった最初の日、フランスで、空に冒頭の写真のような空が広がりました。分類としては「乳房雲」というように呼ばれるものですが、このように「赤い状態で空一面に広がる」という様相は異様な迫力を感じる部分があります。
そのフランスでの 8月1日の空の様子をご紹介させていただこうと思います。